鈴木澄雄写真展@上野村

暑さだけは相変わらずですが、不安定な天候が続きます。そんな立秋後の一日、山友達の休日を利用して一緒に群馬県の上野村まで「鈴木澄雄写真展」を見に行ってきました。(会期・場所などの詳細は上のブルーの字をクリックしてください)

 

鈴木澄雄さんは1970〜80年代、丹沢を沢中心に隅々まで歩き取材し、その後、ブナをテーマに全国各地の山を回ってきた写真家です。90年代にかけて丹沢のブナの立ち枯れ問題が目立ってきた訳ですが、そうした自然環境の問題にも着眼しながら、最終的には一番丹沢に似ていると感じた奥会津・只見のブナの森に仕事場を移され現在に至っています。

 厳しい自然の中に分け入り忍耐強く取材をされ続けるなかにも、小さなものにもきちんと眼を向け捉え続けている優しさが感じられ、見ていても心が和みます。

水蒸気というか日本特有の湿度を感じさせる写真作品の数々には昔から惹かれています。

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夏山の写真・飯豊

お盆休みも一段落。台風10号の影響で全国的に天候に恵まれなかった夏休みでしたが、私は『山の本』(白山書房・季刊誌)秋号の挿絵の仕事もあり、連日の暑さのなか、静かにこもって絵を描く日々でした。

そこで夏山気分が今ひとつ盛り上がらないので、一昨年の飯豊連峰の絶品夏山写真を再度アップすることにしました。

しばし「これぞ、日本の夏山!」と言った画像をご覧ください。(今どきはこういうのをインスタ映えすると言うのでしょうか??) このホームページの現在のタイトル帯写真に使っているのも飯豊の巨大な残雪写真です。

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吾妻小舎を訪ねて〜

福島の吾妻小富士、浄土平、そして東吾妻山に行ってきました。

 

写真は浄土平から見た一切経山です。この山は現在も活動中火山で、今は火山警戒レベル1。吾妻スカイラインも通れますし(夜間通行規制はあり)日中は大勢の人で賑わっていました。但し、浄土平レストハウスの店舗は休業中でした。

いつもここに来るとお世話になっている吾妻小舎は、この一切経山が登山禁止となっているせいで、キャンセルが相次いているとのこと。とてもいい山小屋(車で入れる場所にあり、二食付きでゆったり泊まれます)なのに勿体ないことです。(写真は浄土平から見た一切経山)

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北海道の沼巡り・湿原の花

少し間が空きましたが、北海道の山旅の最終回です。行程を前倒しにし、最後は登山ではなく沼巡りのコースを見つけて散策にしました。が、これが思いのほか良くて、高山植物を堪能したあとに湿原の花にまで出会えて、どうにか持ったお天気のなかで北海道の自然をそれなりに満喫できました。

 

歩き始めは「大雪ヒグマ情報センター」という建物内から沼巡りコースに入るようになっています。ここはそれこそ冗談ではなくヒグマの出没多発地帯で、係の方が見回りに出て、痕跡が顕著な時には入山禁止にするくらいです。当日も、写真に写っている向こうの山の雪渓上に数日間続けてヒグマが観察されているとの事で途中で通行止めもあり、雨や雪解け水でコース水没箇所もあることから、この「緑沼」ピストンを楽しみました。入山、下山時にはセンターの名簿に氏名と時刻を記載し、安全を確認します。

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ヒオウギお花見会 28日に向けて

神奈川県・厚木の荻野地区にて活動している「西山を守る会」のメイン・イベント?『ヒオウギお花見会』が間もなく始まります。(詳細はこちらを御覧ください)

 

先日の土曜は会場の沓掛館山にてテント設営や28日のバザーの支度など、会員10人が集合して準備をしました。事務局の荻田さんはずいぶん前より除草やヒオウギ田圃の整備などで連日汗を流しています。

 

そのおかげもあって、ヒオウギも長梅雨に負けず少しずつ花を開き始めています。ちょうと梅雨明けになる今度の日曜には一番の見頃を迎えるでしょう。

 

会場の沓掛館山は緑に包まれていて風も爽やかです。どうぞ普段あまり見る機会のない、美しいヒオウギのお花見にいらしてください。一日花のヒオウギは朝咲きだして午後にはしぼみますので、9〜13時開場。28日(日)当日はバザーも開催し、ご来場先着100名様にはヒオウギの種=烏羽玉に模した京都の和菓子と冷たいお抹茶をふるまいます。お待ちしております!(写真は先日、準備で行ったときに写した会場の様子です。)

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北海道の山旅 大雪山・黒岳

アポイ岳登山の翌日は休養を兼ねて移動日の予定でしたが、天気予報を見ると行程“前半勝負”の様子。そこで前倒しし、一気にアポイ岳下山後に長距離移動した道央の糠平温泉から、翌朝再び一気に層雲峡に入り黒岳登山(と言ってもロープウェイとリフト利用ですが)をすることにしました。

これがまあ予想的中でガスが巻くなかとしても、どうにか山の姿も垣間見れる山行となり大雪山系の雄大さを黒岳山頂にて感じることができました。ただ、すっきりと晴れることはなく、上の写真のようにモアモアと湧いては覆うガスにてスケッチが思うように出来ず不完全燃焼気味。石室方面へのピストンは諦め、それでも何とか根性で?神眼で?真っ白になる前にどうにか四枚横続きの着彩のラフ・スケッチを描きました。

 

しかし予想以上に花が溢れていたのには大感激! 眺望が今ひとつでありましたが、その分美しい花々に、それでなくても遅い足が止まりがちでありました。下記のフォト・ギャラリーにて花々を御覧ください。

 

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北海道の山旅・アポイ岳

念願だった北海道の夏山山行に行ってきました。

まずは花の百名山でもあるアポイ岳。標高は810メートルほどの低山ですが、襟裳岬近くの海岸べりに位置するこの山は「かんらん岩※」という特殊な地層で成り立っており、海近くの霧深い気候と岩石の特殊性で、高山帯と同じような植生が発達している不思議な山なのです。

この写真は山麓の樹林帯や急登をこなした後に出る見晴らしの良い「馬の背」と云う場所で、ここで正面にアポイ岳山頂を見ることができます。まだ標高600mそこそこの場所なのに、ハイマツがすでに繁茂しています。考えてみれば、いつも歩いている神奈川県の西山・華厳山山頂と同じ位の標高です。驚くばかり!

 

※かんらん岩とは地下深くのマントルがそのまま固まったもので、アポイ岳のものはとても“新鮮”だそうです。マントルが上がってくる過程で水と反応すると「蛇紋岩」になるとのことで、どちらにしても両者とも美しい高山植物を育てる条件をもっていて「花の百名山」はこの地質が多いようですね。(ex.至仏山、早池峰山など)

※アポイ岳はジオパークに指定されています。詳細は様似町の「アポイ岳ジオパーク」を御覧ください。

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松本全廣&冬美 玩古堂展

芸術関係の友人、松本全廣さんと冬美さんの展示会が久しぶりに東京・東中野のギャラリーKosumiでありました。

玩古堂というはんこ(篆刻や住所印、今では冬美さんが陶印というものを制作しています)の展示と一緒に、懐かしい全廣さんの作品が並びました。全廣さんは2008年暮れにまだ六十に手が届かない若さで急逝してしまいました。今では妻の冬美さんがその「玩古堂」を継ぎつつ、ご自分の作品を幅広く深度ふかく、制作し続けています。訪問した当日の画廊内のスナップを、ご堪能ください。

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西天狗岳の花

7月に入りました。今日は「半夏生」 関東地方もうっとうしい梅雨らしい天候ですが、九州地方は大変な豪雨となっています。

 

さて、先日行った西天狗岳の植物の写真を載せたいと思います。

 

まずはこのイワカガミで、当日は前記したように「イワカガミ・ロード」と言っても過言でないほど咲き乱れていました。遠目から「あの一帯ピンクになっているのは何?」と思うほどでした。

 

その他にも、端境期になりかけているとは言え様々な花をみかけましたし、南と北八ヶ岳のちょうど分岐点に位置する西天狗岳にも北八ツ特有の苔・地衣類が豊かでした。梅雨時の湿度の高い今頃は一年でも最もその美しさ・艶やかさが際立っているのではないでしょうか。下記の写真にて御覧ください。(クリックすると大きく見れます)

 

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久しぶりの八ヶ岳・西天狗岳

梅雨の晴れ間というのか、好天が確約された一日、早朝出発で西天狗岳に行ってきました。いわゆる八ヶ岳ですが、こうしたアルペンチックな眺望が得られる高山の山行はかなり久しぶりです。そもそも八ヶ岳自体、久しく登っていませんでした。とは言え、一日で行って来いのコースとなると亀の歩みでは限られます。今回は唐沢鉱泉から西天狗岳のみ、ピストンで行くことにしました。というのも、何故か東天狗岳は何度か登っていても、西天狗まで足を伸ばしていなかったような気がするからです。

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「西山を守る会」ヒル対策?山行

神奈川県・厚木の荻野地区を活動の場にしている「西山を守る会」、梅雨時の山行は雨で翌日に順延。夜中もしっかりと雷雨だった翌朝は好天で気温もグングンと上がり、まさにこれはヒルがご機嫌な条件。

 

その日のコースはホームグラウンドの西山三山をちょっとはずれ、裏側の「坂尻バス停」から「リッチランド」(何がリッチなのだろう?緑豊か?)という施設を通って稜線に取り付くものです。

 

バス停からしばらく車道歩き、すぐに汗が吹き出しましたが、本当の汗(冷や汗?)は取り付きからの植林帯でした。写真のような“おむすびコロリン”の登りですが、ただの登りではない。この尾根に乗るまでのトラバース箇所でのヒルと言ったら、久しぶりの多さでした。ゼイゼイと登っている足元、靴を見ればすぐに3、4匹はくっついていて、最初は塩水をかけていましたが、それも追いつかず、あとは次々手ではたき落とす! 

が、ダニとかハチと違い気持ちは悪いけれど、食われても痛くもないし、吸血し終われば自分から離れます。問題はその後、出血がなかなか止まらないことです。

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ジョゼフ・コーネル展

30年近く前になりますが、神奈川県立近代美術館でジョゼフ・コーネルの企画展が開催されました。当時から心惹かれるものがあり、その時に鑑賞した記憶はずっと引き継がれ今に至っています。

 

春に新聞で開催企画展の予定一覧を見ていて、ふとこの「ジョゼフ・コーネル」を目に留めました。場所は千葉県佐倉市の「DIC川村記念美術館」、行ったことのない美術館でした。会期は6月16日まで、そのギリギリのタイミングで行くことができました。(写真は1992年刊行の図録で当時入手したもの。鎌倉近代美術館ほか、滋賀県立美術館、大原美術館、そして今回訪ねた川村記念美術館の編集)

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KISS! 奥の松!

梅雨入りしましたが、突然このような激しいモノが登場です。山にも絵にも特に関係のないものですが、嗜好品の極みと言ったものになります。

 

ここに敢えて登場させたのは、自分の好みのものが何故か合体したからで、思いつきもしない組み合わせが現実に在った!という感動で、ここにアップ致しました。

 

ヒドく個人的な嗜好で恐縮なのですが、ハードロックの大御所KISSと一番好きな銘柄の日本酒「奥の松」が“合体”した銘品?が存在したのでした!

 

少し前にイギリスのロックグループのQueenの「ボヘミアン・ラプソディー」という映画が大ヒットしていましたが、同時期に活躍していたアメリカのヘビメタ・ロック・バンドに「KISS(キッス)」という激しいメイクとコスチュームの出で立ちのグループがあったことをご存知の方も多いと思います。巷で流行っているクイーンより、やはり自分はこの(ゲテモノに近いような)KISSのサウンドが好みだったと改めて再確認。そこにゾッコンの酒蔵からこのような代物が出ていたとあれば、入手せざるを得ません。まさか!の一品でありました。

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初の妙義山

上信越自動車道の松井田妙義IC付近を通ると、運転していてもつい目を奪われがちになる、この奇峰の数々。まるで日本とは思えない、いやこの世のものとは思えない岩峰・奇峰の連続で大迫力なのがこの妙義山。あまりに有名な山だけれど、何故かまだ行ったことがありませんでした。

登山日和とも言うべき青空と涼風のもと、一般ルートの表妙義を歩きに行きました。写真は中之嶽神社のある一番広い駐車場から見上げた妙義山の金洞山の威容です。

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中央分水嶺を辿る

全国的に“猛暑”に見舞われた超好天の週末、日本山岳会の仲間(一応、若手?60代メンバーの集まり)との山行で山梨と長野の県境、中央分水嶺辺りを歩いて来ました。リーダーは藪山専門のKさん。頼もしい先導で半分以上は道なき道をガサガサと歩き回った一日でした。(写真は丸山近くの稜線にて、雄大な八ヶ岳とその手前には飯盛山が見えます)

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だれでも本屋さん

横浜市旭区の希望が丘商店街イベントの「だれでも本屋さん」は今回で第3回目、と言っても2回目は雨で中止だったので実質二回目です。

 

地元のイベントだし、代表の「アマンデン洋菓子」店のAさんが頑張ってらっしゃるし…今回も“出店”しました。近所の友人が搬入から搬出まで手伝ってくれて大助かりでした。

 

ご来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。

 

古本の売上は微少ながら前回同様「あしなが育英会」の東北の子ども達への寄付にしたいと思っています。

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稲含山

もう少しアカヤシオには遅いかもしれないけれど・・・。

そう思いながら行ってみた稲含山(いなふくみやま)ではまだきれいにピンクの花が咲いていました。

 

もろもろの後片付けでなんだか少々くたびれたカンジの日々。同行の山友Iさんもクマ調査で丹沢の道なき道を駆けずり回り疲労気味。そういう時のための山があったじゃないか!と互いに瞬時にして決定、アカヤシオ目当てに「リハビリ登山」に出かけてきました。(写真は山頂からの眺め、遠望できる白い山並みは八ヶ岳です。)

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ひっそりとした峠をつなぐ

十連休の後半、静かな峠をつなぐ山歩きをしました。昔の社会人山岳会の仲間は仕事で多忙な日々。こうした連休以外は山に行けません。一人は千葉の東金から早朝車を走らせ横浜までやって来ました。貴重な休日、どこに行こうか考えた末に、私の好きな山梨県・秋山村(現上野原市)に出かけることにしました。

 

高速道路を使わずに裏道利用で渋滞も関係なく、着いた秋山村のなかも静かなまま。各地の大混雑がウソのようです。

 

さて歩き出しは浜沢集落から立野峠に向かいます。

まず車道から入る登山口に立派な「浜沢薬師堂」があり、立ち寄ってみれば大きなケヤキの巨木が! これは一見の価値あり。出だしから三人で「オオーー!」と盛り上がりました。

 

 

天候は曇りがちでしたが、後から思えばそれでちょうどよい陽気だったようです。だんだん日差しが出だすと暑さが増して、登りや山中で涼しく過ごせたのがむしろよかったとわかりました。

 

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相州アルプス その2

 

相州アルプスの続きは仏果山(ぶっかさん)へ向かう山道です。縦走路はおおむね歩きやすい稜線で、うっとりと新緑を愛でながら歩を進めますが、時折ちょっとザレた下りや登りもあり油断できません。

 

着いた仏果山では昼食タイムです。「西山を守る会」の事務局・荻田さんが前日掘り出した竹の子を美味しく奥さんが煮てくださったのを振る舞ってもらいました。柔らかいし味付けも絶品!

 

さてお昼もそうそうに切り上げ、私は展望台の上に登ってスケッチタイムとなりました。そして今回は縦走組から外れ、会員のOさんと一緒にこの仏果山から下山することにしていました。なので「相州アルプス縦走もどき」です。

 

でもそのおかげで何十年ぶりかで仏果山山頂でゆっくりとした時間を過ごすことができました。もちろん、スケッチに時間を費やしたのは言うまでもありません。

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相州アルプス その1

写真は宮ヶ瀬ダムから見た丹沢の主峰・蛭ヶ岳です。前日の雨が丹沢の主脈山稜では積雪となっていたようです。

 

個展でしばらくオアズケだった山。好天の連休一日、丹沢の宮ヶ瀬ダムサイトから取り付き半原高取山を経由し荻野高取山をつなぐ稜線を縦走する「西山を守る会」の山行に参加しました。

 

申し分のない天候の下、すでに山は新緑であふれかえるような美しさでした。

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