日向山

ひだまりハイキングに出かけました。千葉は強風の様子、では秩父ということでまだ行ったことない手軽な日向山になりました。芦ヶ久保の駅から周回ルートが取れるハイキングコースが複数ありますが、駅前の道の駅に車を置いて歩き始めました。帰りに買い物予定です。

人家の脇を上がっていくと頭部に比べてウエストが細身の「芦ヶ久保大観音」が登場。見上げる大きさはかなりなもので迫力あり。その観音様の右手奥に道が続き山道へと入っていきます。沢を渡りひと登りすると武甲山が見えてきました。現代の便利な生活を支える“素材”の為に自らを削られ続けている痛々しい姿になっている武甲山ですが、それでもやはり秩父の名峰、石灰岩の採掘でものすごい砂煙を上げながら端正な姿が圧巻です。日向山の頂上まではまだまだですが、背後に山を背負った南面が開けたその場所は本日最高の「お休み処」。さっそく茅越しに見える武甲山のスケッチしながら温かい甘酒を飲みゆったりと過ごします。ひだまりハイキングの真骨頂。

人工的に削られた武甲山、写真と違い絵画ならではの表現があります。そして、もともとの姿の良さに助けられて一枚が描き上がりました。

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新年は千葉の山へ

ほぼ恒例となった、昔の社会人山岳会の仲間との正月山行。皆まだ“働き盛り”なので正月が一番都合がつきやすく、また外房在住の一人が車を出してくれることから冬ならではの千葉の山が定番となっています。

 

今回は以前私は一度来たことのある南房・千倉の高塚山です。道の駅ちくら「潮風王国」の駐車場から便利な周回コースを取れます。

 

山頂に高塚不動尊の奥の院が祀られている山なので整備されてはいますが、但し昨年の台風の影響はかなり顕著で、登山道すべてが山の照葉樹林の分厚い落ち葉と枝に埋め尽くされ、足下の感触はザワザワフカフカの不思議なものでした。写真は山頂に祀られた社、小さく細やかなお正月飾り一つが辛うじて新年を表していました。社自体はそこそこ立派なものですがかなり古そうで後部にはつっかえ棒が・・・。お正月でも私達のような物好きでなければ、地元の人はじめあまり人も来ないような雰囲気でした。

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締めは白峰三山

今年最後の山は雪化粧した白峰三山を見に夜叉神峠へ。冬型が勢力を増し、北日本や日本海側、そして西日本の平地まで風雪が激しいなか、いつも穴場のように好天続きなのがこの南関東と中央道に面した八ヶ岳以南の山です。

予想も大当たり、午前中は板を立てたような雲ひとつない青空が山の背面に広がる好天。峠では心配した風もなく、気温も氷点下ではなくプラス。展望のない登山道を1時間少しかけて登って来た末に目に飛び込む光景がこれです。思わず歓声をあげたくなります。この白き峰々を楽しむためだけにやって来たわけで、峠ではスケッチも含め二時間近くも過ごしていました。年末近くの一日、非常に贅沢な時間というほかありません。(写真は安物カメラで目一杯に望遠で撮った間ノ岳)

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丹沢の見晴台

年末近くになると、いろいろと気ぜわしいこともあり近場の小山にでかけます。この日は東丹沢界隈のクマ調査をしているHさんの案内で、鐘ヶ岳となりにある「見晴台」に連れて行ってもらいました。鐘ヶ岳は561mの低山ながら山麓の広沢寺温泉からは均整の取れた美しい独立峰として見える山です。

 

初心者の頃、それも生まれて初めての一人での山歩きがこの鐘ヶ岳でした。ガイドブックを読み込み小田急本厚木駅から不安のなか、神奈中交通のバスに乗車して行った日のことは今でもよく覚えています。お粗末なことですが、あまりの緊張に一生懸命歩きすぎて昼前には下山してしまい、持参のお弁当も食べるチャンスを逸してしまったのも今ではいい思い出です。

 

当日はその鐘ヶ岳を回り込んだ林道ゲート手前まで行き、見晴台に向かって登り始めました。写真は稜線に乗ったところで眼下に鐘ヶ岳を眺めた所です。遠景は神奈川や東京の都会がくっきり見えます。

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奥久慈男体山

男体山と言えば日光の男体山が有名ですが、こちらは茨城県北部の奥久慈男体山。岩の山です。

高さも654mの低山で渋い存在ですが、こういう山が好きなのです。いつもの山友のIさんと冬晴れの一日、でかけました。車を停めて登山口から見上げた男体山は、とてもスカイツリーを多少上回る高さしかない山とは思えない威厳ある姿で圧倒されます。その日は登りを健脚(上級者)コースと記されている鎖場が連続する岩場コースを選び、下山を一般ルートに取ることにしました。

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アムネスティ ライティング・マラソン

とうとう師走に入りました。

雑事に追われ、気づけばすでに12月も半ば近く。「つれづれ」の更新に間が空いてしまいました。久しぶりの話題は山ではなく、国際人権週間にからめたものです。

 

毎年この時期、アムネスティ・インターナショナルでは全世界で、もちろん日本各地でも一斉に各国での人権侵害に苦しんでいる人達への連帯と、また当局(政府など)に対する抗議の手紙書きの活動を行っています。

 

この「抗議の手紙を書く」そのことが、そもそものアムネスティの活動の根幹でもありますが、それをこの人権週間に合わせてみんなで行おうと云うことです。

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美ヶ原の茶臼山

11月もそろそろ終わりに近づいています。が、小春日和。木枯らしが吹いたりよりは過ごしやすくていいのですが、この冬がどうなるのか・・・。暑すぎて長すぎた夏を思い出しながら「普通」が一番と思うのですが…。

さて、先日行った「リハビリ山歩き」の茶臼山の話を〜。この秋はなかなかの好天に恵まれ行楽日和も多かったのですが、そんな一日、軽く足慣らしということで展望のいい茶臼山(美ヶ原)に行ってきました。

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くるみギャラリー暦展開催中!

先週の14日(水)から始まった国分寺くるみギャラリーでの「暦展」。今年は昨年より多い11人の作家の手作り暦が並んでいます。私以外は皆さん、デザイン系の作家さんでイラストレーター、造形作家、版画家、写真などさまざま。中にはどうやってこんな暦を思いつくのだろう!と云う奇想天外な、それでいて見事な出来栄えの「作品」も展示され目を見張ります。

 

11人もの作家が集まった展示だと会場内がチグハグな雰囲気になりそうですが、そこはさすがギャラリー・オーナーの企画。全体のまとまりも程よく、ギャラリー内がとても落ち着いた美しい空間にまとまっています。お見事!

 

初日には出展作家のほか同窓の仲間も集まって、持ち寄り・また手作りのご馳走も運ばれ、夕方からそれは楽しいオープニング・パーティーがありました。やはりモノづくり・絵描きの集まりは楽しいの一言。どーってことない話ではありますが盛り上がり、笑いが絶えず、横浜までの帰路の遠さがなければず〜っと和んでいたい集まりなのでした。

(暦展は26日まで。火曜定休。12〜19時、最終日17時まで。トップのDMハガキをご参照ください。)

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八ヶ岳御中道

秋らしく好天と雨空が交互にやってくる天候です。とは云え、すでに立冬も過ぎ暖かい秋もそろそろ初冬の陽気です。

 

そんな好日に日本山岳会・図書委員会の山行があり八ヶ岳中腹の通称「御中道」巡りをしてきました。南八ヶ岳の一番南端の編笠山登山口でもある観音平当たりの標高域を鉢巻きのように巡る「御中道」はピークを目指さない樹林帯の逍遥山歩きですが、ところどころには“展望台”的な場所もあり森林散策好みの人にはうってつけの場所です。ただ、駐車場などが適宜なかったり、これと言ったピークもないため、常に貸切状態で人に滅多に会うこともない静かな山歩きが楽しめます。

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十一月の展覧会

天候不順だった今年ですが、この数日は秋らしい陽気と暑くもなく寒くもない程よい気候でした。山日和でしたが、用事が山積で悲しくも出歩けないまま一週間が過ぎてしまいました。そんな中、いよいよ十一月、展示会が始まります。

 

先週末には横浜・中区のパン屋さん「ギッフェリ・カフェ」の搬入・飾り付けでした。(写真は作品の飾り付けをしたところ。その他、来年のカレンダーなど小物類も並べていきます。)ここでの展示は三回目。いろいろな作品を毎月飾っていますが、今回また声をかけて頂きました。これからの一ヶ月間、平日(月〜金)の10時半〜午後3時までですが、おいしいクロワッサンを召し上がりがてら、ご高覧いただければと思います。

※画像をクリックすると地図など詳細画面になります

東北の秋・玉川温泉

少し間が空いてしまいましたが、乳頭山登山後に回った紅黄葉見頃だった八幡平と、その後立ち寄った玉川温泉のことを記したいと思います。

 

空模様はあまりパッとしていませんでしたが、途中の八幡平・大沼あたりがちょうど紅葉盛りで、けっきょくさんざんウロツイたあとに絵を描けたのはこの場所でした。

 

わざわざ足を伸ばした八幡平頂上付近(車道アスピーテラインの最高点)は全く視界のきかない真っ白な世界で、センターラインを見ながら走るような有様でした。八幡平周辺は何度か訪ねていますが、天候が悪かったせいでしょうか、道路周辺の針葉樹(コメツガ?)などの元気が一様になかったような雰囲気です。標高差の大きな八幡平周辺を東から西に駆け抜けるアスピーテライン。周辺には有名な温泉が点在し、四季折々の美しさと共に山頂部では簡単に湿原散歩もできる便利さ。その分、登りでアクセルを踏み込みながらの運転による車の排ガスなどで車道周辺の自然はかなり痛めつけられているのではないだろうか・・・、と自分も車を走らせながらですが気がかりでありました。

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東北・乳頭山へ

春から停滞していた山行。ようやく足の故障も“解禁”?になったということで目指したのは東北の山。秋雨・寒冷前線がウロツイてパッとしない天候でしたが、運良く山行当日は雲が多いながらまずまずの天候に恵まれました。

 

日本でも屈指の温泉・秋田の乳頭温泉郷に登山口のある乳頭山。またの名を烏帽子岳と言いますが、これは行ってみてよくわかったこと。見る方角によってまるで違った山となる、顕著な非対称の山容のためです。上の写真は山頂から一端下った秋田駒ヶ岳への縦走路から見た姿ですが、乳頭山っぽいその山頂部も、実は恐ろしげな垂直な岩の林立、塊です。

 

今回は日帰りのコースを、山頂下の湿原に位置する「田代平山荘」(避難小屋)に一泊して山を楽しむという、まことに贅沢な行程で計画しました。関東圏からはやはり遠い東北北部、せっかく遥々やって来たのですから山中でゆっくりしない手はありません。しかもこの山は初心者の頃によく読んでいた青い表紙の「アルペン・ガイド」で目にして以来、30年近く思い続けてきた山です。少しでも山での時間を多く過ごしたいと、思いは募っていました。そして絵も描けました。

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鷲ヶ峰を歩く

秋めいてきたと思っていると次々とやってくる台風。その晴れ間を狙い、久しぶりに山へ向かいました。場所は信州・霧ヶ峰です。

9月に足慣らしで歩いた沼山峠〜尾瀬沼以来でしたが、軽い山歩きなら…!と八島湿原散策ではなく、鷲ヶ峰に足を向けました。登山靴足裏に感じる山道の感触も心地よく、始めの方の鉄平石のようなガラガラの石の乾いたカラン・カラカラと云う音も、歩きにくさ以上に心地よく感じるほど、久々の山の感触が喜びです。シカの侵入を防ぐための柵を通過すると目の前にこれから辿る鷲ヶ峰のゆったりとした山容が広がり、それだけで嬉しさで満たされます。

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木の細工

雨つづきで登山というか、ハイキングそしてスケッチにも出られない日がつづく九月でしたが、知り合いの大工さんの仕事現場を見る機会に恵まれました。

 

ここでは丹沢などの植林、つまり神奈川県産の木材を使っていて、その端材を利用した細工をしているところを撮影させてもらったのです。

 

この時は、階段に使ったヒノキの残りでベンチを制作していました。釘を使わず、木の凹凸を組んで仕上げる、手間のかかるやり方です。若い大工さんですが、確かな腕で緻密な作業をこなしていました。

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strings 9月の展覧会@くるみギャラリー

14日より国分寺のくるみギャラリーでの企画展「strings 9月の展覧会」が始まりました。

 

昨日は当番で会場に詰めていました。武蔵野美術大学の仲間(同級生と二級上の人たち)との展示は11人という所帯ですが、いい雰囲気の会場にまとまっていました。私のようなドローイング(水彩、油絵、テンペラ風など)の人も居れば、版画(エッチング、リトグラフ、木版)やガラス絵、木彫の板絵など様々な作品が並んでいます。

 

しかし不思議なのは、いわゆる絵画教室の生徒さんたちのグループ展のような煩雑さがまったく感じられないことです。やはり一つひとつの作品の持つ力によるのでしょうか、また画廊オーナーの展示のセンスも見事で、それぞれの個性は引き立つのですが、決して周囲を邪魔しない主張で、いい空間となっています。

 

23日(祝・日)まで12時から夜7時までやっていますので、お近くの方、散歩がてらの方、どうぞご高覧くださいますようお願い致します。♦18日(火)は休廊、最終日は午後5時まで。(詳細はホームに載っているDMはがきをクリックしていただくと、大きな画面にてご案内しています。)

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ミニ尾瀬・・・

夏山が膝などの不調で「全滅」だった為に、「つれづれ」の更新も久しぶりとなりました。本来なら今頃、北海道での取材旅の様子を書くはずでしたが、9月5日未明の北海道胆振地方での大地震。出発直前でした。台風に続いての大きな地震で、度々訪ねては絵を描いてきた場所だけに、胸が痛みます。

 

さて、高温すぎていつもなら涼しいはずの2000m越えの高原や峠さえも、今年は涼を感じられないという異常さでした。白露を過ぎて漸く一息つけそうな気配、リハビリがてら軽い散策にでかけました。山あいに向かうのは本当に久しぶりのことです。目的地は秋雨前線の動きを見ながら南会津・檜枝岐(ひのえまた)にしました。

(写真は南会津に入った頃の国道352号沿い一面のそば畑 花が満開)

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特急「はまかいじ」で松本へ

台風が立て続けにやってきたり、一端ホッとした涼しさもつかの間、また再びの猛暑になってしまいました。

 

そんな中、今月いっぱいやっている、おなじみ松本にある画廊喫茶「Gargas」(ガルガ)での展示『mauve 山本 葵「山で感じたこと」』を見に行きました。

 

利用したのは週末のみの臨時運行ではありますが、横浜〜松本間直通の特急「はまかいじ」。この列車、どうも9月までしか時刻表に表示がありません。消えてしまうのでしょうか・・・。そのせいなのか、当日はいつもに増して多くの人が本格的な望遠レンズなどを装着したカメラを構えていました。どんどん懐かしく利用勝手のよい列車が消えていってしまうのは悲しいばかりです。(写真は大月に向かう途中、きれいに見えた百蔵山)

*その後、山仲間で鉄のプロの方からの情報で、取り敢えず11月末までの運行はあるとのこと。しかしいずれは廃止の方向のようです。

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横浜山手界隈の写真

今夏は右膝の半月板断裂など故障のため、夏山登山は諦めねばならない状況。なんとも‘腑抜け’状態で酷暑の日々を過ごしていました。(その為、山の記事がほとんどない二ヶ月となっています)

 

当初は近所をウロツクこともままならなかったこともありましたが、さすがに8月も半ばとなり通常の歩行は問題なく出来るようになっています。が、ここで気を抜くとまた元の木阿弥、我慢の子です。そろそろ取材のための「出歩き」も〜と思っていますが、一息入れるのに「地元横浜の名所写真」を並べることにしました。(撮影は友人のTさん)

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貨物路線の一日旅

この車両は「宴・うたげ」と言う「JR東日本が1994年以降保有している鉄道車両(電車)でジョイフル・トレインと呼ばれる車両の一種」(ウィキペディアより)です。中は全部“お座敷列車”で全車両グリーン車です。カラオケも付いています。

 

この車両にて東京の両国駅出発後、内房線にて千葉の姉ヶ崎まで行き、そこから折り返し京葉線にて新木場へ。その後はりんかい線に入って大崎。こんどは大崎から貨物線と東海道線を通りながら国府津まで行き、折り返して東海道線で大船まで行くと次は根岸線にて桜木町、そこから再び貨物線を通って品川終着という、7時間に及ぶ乗車のみの鉄旅です。

 

JR東日本のネット販売のみの『鉄道の旅』パックツアーですが、普段乗れない貨物線を走れるというので、申込み乗車しました。乗る前はかなりワクワクでしたが、正直、感想は「こんなものか・・・」でした。つまり、貨物線を走っている快感はそれなりにあるのですが、乗っていては客観的に自分の車両を見ることが出来ないのが原因でしょうか? 或いは窓外の景色が全般、割と見慣れたもので、今ひとつ感動がわかなかったせいでしょうか?

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八重原工人社記念展

長野県東御市(浅間山が見える信州側)の八重原という千曲川河岸段丘上にある地域で活動する芸術家たちが居ます。ちょうど「梅野記念美術館」のある芸術村に隣接する地域です。

船山滋生(2011年逝去)という彫刻家を中心に篆刻家、造形作家、陶芸家、デザイナー、紙漉きなど多彩な美術家たちの集まりです。その中の松本全廣(まつもと・ぜんこう)氏とは横浜にて10代の頃からの知り合いで、その縁で私もこの八重原の芸術家たちとの交流が長くありました。彼らはしなの鉄道・田中駅近くの菓子処花岡の「土蔵ギャラリー胡桃倶楽部」で毎年「八重原工人社展」を開催していましたが、今年は10周年を迎え、東御市文化会館にて記念展が開催されました。

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