strings 9月の展覧会@くるみギャラリー

14日より国分寺のくるみギャラリーでの企画展「strings 9月の展覧会」が始まりました。

 

昨日は当番で会場に詰めていました。武蔵野美術大学の仲間(同級生と二級上の人たち)との展示は11人という所帯ですが、いい雰囲気の会場にまとまっていました。私のようなドローイング(水彩、油絵、テンペラ風など)の人も居れば、版画(エッチング、リトグラフ、木版)やガラス絵、木彫の板絵など様々な作品が並んでいます。

 

しかし不思議なのは、いわゆる絵画教室の生徒さんたちのグループ展のような煩雑さがまったく感じられないことです。やはり一つひとつの作品の持つ力によるのでしょうか、また画廊オーナーの展示のセンスも見事で、それぞれの個性は引き立つのですが、決して周囲を邪魔しない主張で、いい空間となっています。

 

23日(祝・日)まで12時から夜7時までやっていますので、お近くの方、散歩がてらの方、どうぞご高覧くださいますようお願い致します。♦18日(火)は休廊、最終日は午後5時まで。(詳細はホームに載っているDMはがきをクリックしていただくと、大きな画面にてご案内しています。)

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ミニ尾瀬・・・

夏山が膝などの不調で「全滅」だった為に、「つれづれ」の更新も久しぶりとなりました。本来なら今頃、北海道での取材旅の様子を書くはずでしたが、9月5日未明の北海道胆振地方での大地震。出発直前でした。台風に続いての大きな地震で、度々訪ねては絵を描いてきた場所だけに、胸が痛みます。

 

さて、高温すぎていつもなら涼しいはずの2000m越えの高原や峠さえも、今年は涼を感じられないという異常さでした。白露を過ぎて漸く一息つけそうな気配、リハビリがてら軽い散策にでかけました。山あいに向かうのは本当に久しぶりのことです。目的地は秋雨前線の動きを見ながら南会津・檜枝岐(ひのえまた)にしました。

(写真は南会津に入った頃の国道352号沿い一面のそば畑 花が満開)

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特急「はまかいじ」で松本へ

台風が立て続けにやってきたり、一端ホッとした涼しさもつかの間、また再びの猛暑になってしまいました。

 

そんな中、今月いっぱいやっている、おなじみ松本にある画廊喫茶「Gargas」(ガルガ)での展示『mauve 山本 葵「山で感じたこと」』を見に行きました。

 

利用したのは週末のみの臨時運行ではありますが、横浜〜松本間直通の特急「はまかいじ」。この列車、どうも9月までしか時刻表に表示がありません。消えてしまうのでしょうか・・・。そのせいなのか、当日はいつもに増して多くの人が本格的な望遠レンズなどを装着したカメラを構えていました。どんどん懐かしく利用勝手のよい列車が消えていってしまうのは悲しいばかりです。(写真は大月に向かう途中、きれいに見えた百蔵山)

*その後、山仲間で鉄のプロの方からの情報で、取り敢えず11月末までの運行はあるとのこと。しかしいずれは廃止の方向のようです。

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横浜山手界隈の写真

今夏は右膝の半月板断裂など故障のため、夏山登山は諦めねばならない状況。なんとも‘腑抜け’状態で酷暑の日々を過ごしていました。(その為、山の記事がほとんどない二ヶ月となっています)

 

当初は近所をウロツクこともままならなかったこともありましたが、さすがに8月も半ばとなり通常の歩行は問題なく出来るようになっています。が、ここで気を抜くとまた元の木阿弥、我慢の子です。そろそろ取材のための「出歩き」も〜と思っていますが、一息入れるのに「地元横浜の名所写真」を並べることにしました。(撮影は友人のTさん)

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貨物路線の一日旅

この車両は「宴・うたげ」と言う「JR東日本が1994年以降保有している鉄道車両(電車)でジョイフル・トレインと呼ばれる車両の一種」(ウィキペディアより)です。中は全部“お座敷列車”で全車両グリーン車です。カラオケも付いています。

 

この車両にて東京の両国駅出発後、内房線にて千葉の姉ヶ崎まで行き、そこから折り返し京葉線にて新木場へ。その後はりんかい線に入って大崎。こんどは大崎から貨物線と東海道線を通りながら国府津まで行き、折り返して東海道線で大船まで行くと次は根岸線にて桜木町、そこから再び貨物線を通って品川終着という、7時間に及ぶ乗車のみの鉄旅です。

 

JR東日本のネット販売のみの『鉄道の旅』パックツアーですが、普段乗れない貨物線を走れるというので、申込み乗車しました。乗る前はかなりワクワクでしたが、正直、感想は「こんなものか・・・」でした。つまり、貨物線を走っている快感はそれなりにあるのですが、乗っていては客観的に自分の車両を見ることが出来ないのが原因でしょうか? 或いは窓外の景色が全般、割と見慣れたもので、今ひとつ感動がわかなかったせいでしょうか?

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八重原工人社記念展

長野県東御市(浅間山が見える信州側)の八重原という千曲川河岸段丘上にある地域で活動する芸術家たちが居ます。ちょうど「梅野記念美術館」のある芸術村に隣接する地域です。

船山滋生(2011年逝去)という彫刻家を中心に篆刻家、造形作家、陶芸家、デザイナー、紙漉きなど多彩な美術家たちの集まりです。その中の松本全廣(まつもと・ぜんこう)氏とは横浜にて10代の頃からの知り合いで、その縁で私もこの八重原の芸術家たちとの交流が長くありました。彼らはしなの鉄道・田中駅近くの菓子処花岡の「土蔵ギャラリー胡桃倶楽部」で毎年「八重原工人社展」を開催していましたが、今年は10周年を迎え、東御市文化会館にて記念展が開催されました。

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台風にもめげず ヒオウギお花見会開催

週末にかけて東から西へと異例のコースを取った台風12号が通過していきました。前日の土曜午後より雨も激しくなり開催が危ぶまれていた「ヒオウギお花見会」、しかし予報が当日昼より晴れマークとなっていたため、予定通りに執り行いました。早朝より会員が集合し、テントの建て直しや一部の催事の準備を手際よく行い、時折雨のぱらつく中着々と支度が整っていきます。恒例の京菓子「烏羽玉」と冷たいお抹茶のおもてなし準備も万端。主役のヒオウギの花も、台風の風がさほど強くなかったのが幸いし倒れることもなく、健気に咲いています。

会場の木立から空を見上げると次第に青空がのぞき、台風の置き土産の湿った南風がつくる入道雲が夏らしく、さまざまな種類の木立の陰影がくっきりと映えていました。

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二つの展覧会

読売新聞夕刊に掲載されてきた、みなみらんぼうさんが山登りをして取材した『一歩二歩山歩』がこの度1000回を以って終了したそうです。

 

今回の1000回終了記念に合わせて開かれた連載の挿絵原画展が大手町の読売新聞本社のロビーで開催されていたので、情報提供をしてくれた山仲間のKさんと見に行きました。山のイラストレーター・中村みつをさんの絵葉書よりちょっと大き目の作品が約100点選ばれ、なが~いケースのなかに整然と展示されています。私も何度かみつをさんの個展に伺ったことがあり、その作品の美しさに毎回うっとりしていますが、今回はこんなに沢山の原画を一斉に目にでき、幸せな心地でした。

 

初期の頃はモノクロだったり、絵のなかに必ず?みなみらんぼうさんが登場していましたが、だんだんと行った山の特徴や思いが前面に出された「みつをさんワールド」に絵が変遷していくのも見ていて楽しいものでした。

 

掲載の時間軸の流れに沿いながら、けっこう関東首都圏近辺の親しみある山も多くあったり、もちろん多くの人が知っている有名な山もあり、また海外の山もあったり……。この企画、絵の選択などにずいぶん悩まれたのではないでしょうか? 全体を通しても美しくレイアウトされた展示でご苦労がうかがわれました。貸し切り状態でゆっくりと鑑賞した後、午後からはもう一つの展覧会に足を運びました。

 

 

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ヒオウギお花見会場 開園!

本日7月22日(日)より、神奈川県厚木市の「平山坂上」バス停近くの会場、「沓掛館山」にてヒオウギのお花見が開催されています。花もちょうど咲き始め(例年よりやはり1週間以上早い)見頃を迎えています。昨日は会員13名で、会場のテント張りなど準備作業をしました。連日、各地で35度を越える猛暑。さすがに炎天ではその暑さには逃げ出したくなるほどですが、これが会場の緑陰のなかだと意外な涼しさ! 作業で汗を流しつつも、熱中症の心配などは殆どないそこそこの暑さで、園内を渡る風の心地よさは何とも気持ちいいものでした。

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ヒオウギお花見会 7月29日

毎年恒例の「西山を守る会」が会のシンボルの花としているヒオウギの開花時期にあわせてのお花見会が始まります。

 

ヒオウギも今年は開花が早く、7月22日(日)から一週間、一般公開とします。

そしてメインのバザー開催日は7月29日(日)午前9時〜午後1時です。

 

会場ではご来場者に冷たいお抹茶とヒオウギの種を模した京都・亀屋良長の和菓子「烏羽玉」をおもてなしします。

バザーでは西山の華厳山で採ったサンショの実で作った「ちりめん山椒」や焼き菓子。また手芸品や「山の絵」の絵葉書も並びます。その他、掘り出し物もありそうなバザーが緑陰にて開催されます。暑い時期ですが、会場は緑の木陰で涼しいです。どうぞお誘い合わせでおでかけください。お待ちしております。

 

場所は小田急線・本厚木駅北口1番のりば・神奈中バス「半原行き」乗車、約30分の「平山坂上」下車です。29日当日のみ、会場隣りの「織戸組事務所前」に場所をお借りして駐車場をご用意します。

 

お問合せ:「西山を守る会」☎ 046-241-8990(荻田)

 

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只見線の旅3

さて今日は只見で経験した「シナノキの皮剥ぎ」作業のご紹介です。

 

この写真は和子さんの工房『只見雪国の手仕事』で展示品は和子さんのコレクションである様々な手提げバッグ、これらがシナノキの皮で編まれたものです(一部、他の素材もあり)。バッグの右下に束ねてあるものが製品化する時に使うシナノキの皮です。この原材料を山に採りに行くのです。

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只見線の旅2

さて只見滞在の中日、地元の方もこんな暑さは滅多にないという猛烈な暑さのなか、ガイドをお願いした和子さんに観光とは違った只見の生活そのものに触れる案内をしていただきました。

 

和子さんは只見の昔ながらの生活の知恵、山の恵みを大切にした生き方や伝統文化を大切にしようと、ご自分も手仕事の活動をしたり活発に只見の“まちづくり”に貢献している女性です。大変顔も広く、点在する部落ごとにも顔見知りばかりで、都会とはまったく違う「濃厚」な人間関係なのです。

 

その和子さんにまず連れて行ってもらったのは、ブナの森を求めて東京から移住してしまったプロ写真家・鈴木澄雄さんの古民家を改装した家です。古いままの古民家をここまで改装したのは大変だったと思いますが、現在は浄化槽の工事の真っ最中。そして訪ねた時、鈴木さんは薪割りの最中で大汗でした。田舎の暮らしは体力も要りますし、また「普請」と云う地元の共同作業が多々あり、そうした付き合い(というより半強制?の作業諸々)が大変だとお話しされていました。ここも若者が居ないのです。

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只見線の旅1

しばらく間が空いていました。戻り梅雨の前の猛暑のなか、いつもの「大人の休日パス」を使って福島県・会津地方を巡って来ました。本来なら北海道への取材に出かけるところですが、今回は諸事情によりJR只見線の旅に切り替えました。

 

大きな期待を抱かずにいた車窓からの景色、これが猛烈な太陽の日差しを浴びて陽炎が立つほどの冴え。早めに出発して、上越新幹線と上越線の乗り換え駅の「浦佐」にてスケッチ・タイムを計画していたのが見事的中でした。

<上越新幹線のロビーから見えた越後三山の八海山と越後駒ヶ岳・下の屋根は乗り換えの上越線ホーム

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福島 吾妻小舎の山旅

痛めていた足の調子がだんだんと良くなってきたので、足慣らしで福島の吾妻小舎(山小屋)に行きました。磐梯吾妻スカイラインが通り車で至近まで入れる利便性と、天上の楽園とも思しき浄土平や鎌沼に続く湿原歩きがちょうどリハビリにいいと考えたからです。

梅雨前線も福島北部までは届かずに、強風に乗ってモクモクとダイナミックに動く雲と青空のコントラストが美しい天候のもとゆったりと散策しました。

(一面にワタスゲが咲く浄土平の湿原から見る一切経山)

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切込湖・刈込湖

いよいよ梅雨に入りました。山の話題からちょっと遠ざかっていましたが、奥日光の切込湖(きりこみこ)刈込湖(かりこみこ)へ梅雨入り直前に行った話題を〜。

 

実はこの時、痛めていた右膝に若干の不安はあったものの、ちょっと無理をしてしまい、結果、下山の時にはストックにすがりながら、やっとこさで車まで戻る羽目に。痛みが酷かったのは後十字靭帯(こうじゅうじじんたい)という膝の後ろの靭帯と、元々登山で支障があった半月板が原因、かなりの炎症を起こしてしまいました。

以降、ちょうど梅雨時となり大人しくせざるを得ないのもタイミングがいい、などと負け惜しみの日々を送っていたのです。

 

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谷川俊太郎詩集

㈲アーツアンドクラフツから新しく谷川俊太郎の詩集が刊行されました。

 

『空を読み 雲を歌うー北軽井沢・浅間高原詩篇 1949-2018』(正津 勉 編)

 

白山書房の『山の本』で仕事をご一緒の現代詩人・正津 勉さんからお話しを頂き、この度 この新刊本の表紙装画を担当させてもらいました。今日、ようやく待ち焦がれていた本が出版社から届きました。とても美しい装丁、きれいな色合い、品のいい仕上がり。装丁を担当された方のご苦労がしのばれます。

 

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だれでも本屋さん

トップにも宣伝チラシをアップしていた地元商店街のイベント「だれでも本屋さん」。雨天中止とうたっていましたが、ジリジリと日焼けするほどの照りつける太陽のもと、初めての企画はたいへん盛況でした。

 

写真は私の出した「お店」の様子。事前に顔見知りの大工さんにお願いしてベニヤ板を簡単に組み立てれば台になるキットを用意して、ちょっといい感じに並べられました。看板も作ったりして・・・。

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箱根湿生花園

少し前ですが友人の休日に合わせ箱根まで散策にでかけました。お気に入りの仙石原にある「湿生花園」です。

箱根カルデラ内のこの地は大昔、現在の芦ノ湖とつながっていた仙石原湖という湖だったそうです。箱根の最高峰・神山の爆発によって分断された後、湿原化したのがこの仙石原湿原。現在の湿生花園はその湿原に隣接し人の手によって湿性植物が集められた植物園です。

 

冬期は閉園ですが、春から初冬にかけては連日、専門のガイドによる案内があります。毎回、これを目当てにでかけます。熱心に勉強されているガイドさんは毎回違う人に当たるため、その方その方で特徴ある解説に接することができるのも、また楽しみの一つです。10時から一時間半のガイドがあっという間に過ぎていきます。

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風の会 水彩画グループ展

5月の中旬、いつも個展でお世話になっている山梨県北杜市の「日野春アルプ美術館」に行きました。水彩画グループの三年に一度のグループ展「風の会」が開催されていたからです。

 

この「風の会」は松田一也さんという北杜市長坂町界隈から南アルプスや八ヶ岳を含んだ風景画をお描きになる方を先生に、地元の有志の方たちが月に一回第三水曜日に水彩の風景画を学んでいるものです。その“生徒さん”にはこの日野春アルプ美術館の館長でもある鈴木さんも所属してらっしゃるので、展示会場付きの恵まれた活動が可能な絵画グループでもあるわけです。

 

会場に入るとすぐに出品者の皆さんの紹介がコメント付きの自画像になっていました。これはなかなか面白い、絵の会ならではのプロフィール、紹介方式です。先生の自画像はたまたま20代当時のものが出てきたと、before→afterのように昔と今の二枚が貼ってあります。これも目を引く紹介です。

 

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花の山旅の二日間

今年は平地も山も花が二週間近く早く咲き、場所によっては何もかも一緒くたに咲いてしまっている感があります。

同時に山の雪解けも早い様子で、南アルプスの残雪もいつもよりずっと少ないように見えました。今回の花を求めての山旅は「山の本倶楽部」のTさんが企画され、それに参加させてもらったのでした。一泊二日で宿はいつもの甲斐大泉「ロッジ山旅」です。

 

Tさんの車にてメンバーはあちこちの「花の穴場?」に案内してもらいます。サクラソウやオキナグサにも出会えました。オキナグサは宮沢賢治の童話で以前読んだことがあり、自然の状態で一度は見てみたいと思っていた花。全身をうぶ毛に包まれていると知っていなかったら、この世にこんな姿の花があるのだろうか?と驚くと思うような花です。絵や図鑑でしか見たことのなかったオキナグサに出会えたのは喜びでした。(写真は残雪も少ない甲斐駒ケ岳)

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