西上州 諏訪山

手前鞍部から眺める諏訪山本峰
手前鞍部から眺める諏訪山本峰

雲ひとつない好天のもと、懸案だった西上州の諏訪山に行って来ました。5万分の1地図では把握しきれない深い山で、標高差900m、浜平登山口からのピストンでは全行程約11キロ。久しぶりの「本格的」登山で少々へたばりましたが、諏訪山手前の三笠山からの展望は360度、申し分ないものでした。

 

驚いたことには、誰にも会わず貸し切りだろうと思っていたマイナーな西上州のその山頂に一人の人物が休憩中。顔を見ればナ・ナント白山書房「山の本倶楽部」会員のKさんではありませんか!

しばし祠の前で奇遇に喜び合いながら歓談し、ついぞその先の諏訪山に行く気も萎え、のんびりスケッチ三昧で過ごしたのでした。山の楽しみはピークハントのみにあらず、であります(^_^;)

尾崎喜八の記念碑
尾崎喜八の記念碑

尾崎喜八記念碑

翌日は神流(かんな)町の山、御荷鉾山に行き再び大展望を楽しんだあと、訪ねたかった「尾崎喜八記念碑」に足を伸ばしました。かつて神流川流域の山々を愛し『神流川紀行』を記した詩人・翻訳家・画家でもある大正〜昭和文人の石碑です。

 

「父不見(ててみず)御荷鉾(みかぼ)も見えず神流川 星ばかりなる万場の泊り」

山に遊ぶ 山を想う

ジャケットの絵は磐梯山
ジャケットの絵は磐梯山

この秋、現代詩人の正津勉(しょうづ・べん)氏が山岳書出版老舗の茗渓堂(めいけいどう)からこの本を上梓されました。日本各地の名山を実際登りながら、その山にまつわる詩歌を傍らに、詩人である正津氏ならではの魅力的な文体でご自分の山行にからめて縦横無尽に語られている魅力的な一冊です。

今日はそのご本の出版記念の会が東京・信濃町にてありました。このジャケットの絵を担当させてもらった私も、おいしい食事と歓談で楽しいひととできを過ごさせてもらいました。

 

「あとがき」にて正津さんは「山が好きな人はいっぱんに本を好んで読まれない」と少々嘆いていらっしゃいますが、そうでしょうか? そうだとしても、この本の魅力は山から離れたとことにも十分にある、もとい、本題は寧ろ「山屋」から離れたところにあるのでは?と感じるのは、私一人ではないと思います。無限に拡がり自然に溶け込む「ことば」が魅了する世界に足を踏み入れていただきたく思います。

 

茗渓堂 ☎03-3221-1870

個展終了

 ひと月間にわたる個展が昨日、終了しました。期間中、遠路にかかわらずお越し下さった皆様、心より御礼申し上げます。おかげさまで盛況にて終了致しました。

 開会時はまだ残暑で汗ばんでいましたが、すでに周囲の山々もすっかり秋の色合いです。十月には毎週末に18号・19号と続けて大型台風がやってきましたが、直撃は何とか避けられ、お客さまにも大きな影響がなくホッとしています。

 たくさんの励ましをいただき、またこれからも大好きな山を見つめつつ描いていきたいと思っています。今後も「山の絵」を時折思い起こして頂けたら幸いです。

 

テーブルに並んだごちそう
テーブルに並んだごちそう

(最終日の夜は、定宿にしていた甲斐大泉の「ロッジ山旅」で打ち上げのごちそうを用意してくださいました。宿泊の方や内輪の皆さんと一緒に楽しい宴となりました。)

榛名山系・二ツ岳

目の前にそびえる逆光の相馬岳
目の前にそびえる逆光の相馬岳

個展も明日から体育の日の連休にかけての週末で最終となります。ひと月間、八ヶ岳南麓との往復を繰り返して来ましたが、着実に季節は秋へ移行しているのがその都度感じられます。

そしてまた、台風18号に続き不気味なほど大きな19号がこちらにやってきています。被害なく行き過ぎてくれればいいのですが…。

 

昨日、晴れ間を利用し榛名山系の二ツ岳に行って来ました。午前中は雲がかかっていましたが、いつものようにゆったり歩き、そして山頂でのんびりしている内に急速にガスが上がり、気持ちのいい青空が!岩場の上でスケッチに興じたことは言うまでもありません。

台風一過

台風が足早に通り過ぎていきました。横浜市内でも一時「避難勧告」が出た地域がありました。九州・四国・中国地方を襲った大雨のように停滞型であったり速度の遅い台風であれば、都市部の被害はより甚大になるでしょう。人口密集地帯での「避難勧告」では、何千何万という単位の人々の避難は一体どこにどうするのか?と考えてしまいました。(いわんや原発事故では!?)

 

写真は今回の台風とは関係がありませんが、この個展期間中、帰りがけの駄賃にて立ち寄った霧ヶ峰(長野)と平沢山(清里付近)でスケッチしているショットです。今日午後には横浜でもこんな青空が広がりました。

コロボックルヒュッテにて
コロボックルヒュッテにて
平沢山にて・南アが浮いて見える
平沢山にて・南アが浮いて見える