絵手紙を描く

この間、東京御茶ノ水界隈に事務所のある、国際的人権保護団体「アムネスティ・インターナショナル東京支部」のイベントに‘講師’として参加してきました。「カフェ&バー」というイベントの中で、活動の中心となっているはがき(手紙)書きに自分の絵を添えてみましょう!という企画で、当日は10人ほどの参加者の方たちが思い思いに白い無地の葉書に絵を描きました。

アムネスティ・インターナショナル 

http://www.amnesty.or.jp

 「アムネスティ」というのは日本語で「恩赦」という意味です。

 

この団体は人種・性別・宗教・思想などで理不尽に政府や権力者から抑圧されたり、時には拷問・失踪などの目にあっている人々を調査で得た情報により、時の政府や弾圧している立場の権力者等に対し、その人達の「救出」やそれについての公正な調査や裁判を求め「手紙を書く」=アピールするのが活動の根幹となっています。

 

私はかなり昔(25年以上?)からこのアムネスティの会員で、ただ会報に差し込まれているアピール葉書に署名して切手を貼って投函するだけのことくらいしかしてきませんでした。が今回、絵の講師役として少しでも活動のお役に立てて、よかったと感じています。

 

一人ひとりの力は「葉書書き」と云う小さなものですが、実際、世界中から投函される手紙によって、非道理な状況から救われた人々も数多くいます。自宅でもできる、誰にでもできる、小さな国際的な活動です。

丹沢ブナ党シンポジウム

23日、横浜市内の市従会館にて『丹沢に未来はあるか』のテーマで「丹沢ブナ党」のシンポジウムがありました。会場には追加の席を用意するほどで、約100人の参加者でいっぱいとなりました。

 

講演は東京学芸大名誉教授の小泉武栄氏、後半はパネリストを迎えてのパネルディスカッション、そして最後は会場との質疑応答などで13〜17時近くまで、熱心に丹沢のブナやシカ問題、また渋沢丘陵のこと等が語られました。

 

印象的だったのは、渋沢丘陵で甲虫類の調査をしている齋藤理さん(神奈川昆虫談話会会員)の研究内容の発表でした。聞いたこともないような5㍉足らずの甲虫の写真をあげながら、それが絶滅危惧種などのように目立つこともないが、微妙で豊かな、多様性ある環境だからこそ存在するとのことで、そうした珍しい甲虫類が何種も生きている渋沢丘陵の存在の貴重さを教えてもらいました。また渋沢丘陵は丹沢山塊に連なるポイントとしても重要な位置にあり、そこが大規模霊園開発で潰されてしまえば、それに連なる大磯丘陵などへの生態系への影響は避けられないだろうという話でした。

 

多岐に亘るパネリストの話の数々でどれも興味深かかったのですが、最後に小泉先生がおっしゃった「森の再生と動物の再生はつながっている」という一言は示唆に富んだ、まことに端的に自然と人との関わり合いかたを示された言葉と受けとめました。

 

害獣として生き物を排斥するだけでなく、本来は里山にて共に生きてきたという事を思い返し、そのように里山や森を作っていかなければならないことに、改めて気づき直す時が来ています。

ししどりんご園

福島の「ししどりんご園」さんからプレゼントが届きました!

 

東日本大地震以降、私は福島や東北の山にたびたび行くようになりました。

 

原発事故の三ヶ月後にまず安達太良山に登りに行きました。その帰路にフルーツラインを通った折、桃を買いたくて偶然入ったお店がこの「ししどりんご園」でした。

 

以来「プレミアムフルーツクラブ会員」になって毎月様々のくだもの(さくらんぼ、桃、ブドウ、なし、りんご)を送っていただいたりのお付き合い。今年は宍戸さんご夫妻が、秋の日野春アルプ美術館(八ヶ岳南麓)の個展にご来館くださって驚きました。

 

そして今回はこのプレゼントです。私が今年「プレミアムフルーツクラブ会員」に数人の友人を紹介したからでしょうか・・・。なんとも嬉しい贈り物です。震災や原発事故から三年九ヶ月。

☆忘れてはならないのは、

福島で作られた電気はすべて都会の私たちが使っていました☆

破壊されてしまう、渋沢丘陵

八国見山(やくみにやま)山頂
八国見山(やくみにやま)山頂

皆さんは八国見山をご存知ですか? 小田急・渋沢駅から歩いて20分の所に里山の自然がそのまま残っている渋沢丘稜がひろがっています。そこにある小さな山です。この山の南面には急峻な谷があり、相模湾に続く中村川の源流となっています。

 

今、そこに15000基の墓石が並ぶ東京ドーム4.5個分(約20ha)の大規模霊園が造られようとしています。かつては当たり前だった、しかし今では大変貴重な自然が豊かに残されているこの丘稜を私も何度か訪ねては観察を楽しみスケッチもしてきました。

 

馬蹄形に拡がる丘稜を崩し、急峻な谷を埋める正気の沙汰とは思われない工事です。大磯丘陵の北西部に当たるこの地域は、地球規模から見ても最も地殻変動のダイナミックな場所で、大きな災害が「日常化」しつつある昨今、その危険性だけでも大いに疑問が持たれます。

ましてここは神奈川県の環境評価報告で自然度が最高ランクのA1とされ、一体として保全されることが望ましいと県自身が謳っているところです。

 

「渋沢丘稜を考える会」はシンポジウムを開催し、秦野市や神奈川県に対してさまざまな抗議活動を行なってきましたが、納得できる回答もないままに秦野市長が10月3日に工事の許可を出してしまいました。


八国見山より大磯丘陵を見下ろす
八国見山より大磯丘陵を見下ろす

この美しい丘稜がすべて崩され埋め立てられ、墓石が並びます。下流域には中井町・大井町など秦野市以外の町があります。

「渋沢丘稜を考える会」

http://shibusawakkk.web.fc2.com/index.html

 

渋沢丘陵霊園問題がわかりやすく紹介されています

「これで良いのか!里山破壊」Ver.3

御茶ノ水「穂高」

喫茶「穂高」の店内に飾ってある『剱岳』
喫茶「穂高」の店内に飾ってある『剱岳』

東京・市ヶ谷に用があったので、その前に御茶ノ水の老舗喫茶店「穂高」に立ち寄りました。聖橋すぐにある昔ながらの、今では珍しくなってしまった喫茶店ですが、往時は新田次郎などが立ち寄っていたという所です。ここに私の作品が数点所蔵されていて、今の時期は『剱岳』が飾られていました。ちょうどお客さんの途切れた時に一枚写真を撮らせてもらいました。

人の往来の多いこうしたところに飾ってもらえる絵は、また幸福だと感謝しています。