初めての地

山を目的に出歩いていると、繰り返し行く地域と殆ど行くことのない県とが出てきてしまいます。そして関東地方からは自ずと信州や東北には向かいやすいですが西日本に行く機会は極端に少なくなります。この歳でまだ行ったことのない県も多分幾つかはある筈で、今回訪ねた滋賀県も通過したことはあったとしてもわざわざ行くことはまずなかった県の一つでした。

 写真は比叡山のお膝元、日吉大社の鳥居下でのショットですが、この日は八王子山に祀られているお社まで足を伸ばしました。

 今回は先の霧ヶ峰にご一緒したアメリカから来日中のMさんが元々この地の訪問が目的で企画した旅に同行させてもらい、この琵琶湖周辺を巡る小旅行となったのでした。私にとってはまず滅多にない神社巡りであり、古代史にまつわる世界に浸る二日間でした。 

    (八王子山より:小山でも少し登れば眼下に琵琶湖の拡がりが見通せます。)

高原の秋


秋のつくタイトル第三弾は昨年に引き続き霧ヶ峰高原の秋です。

昨年よりちょうどひと月遅れで訪ねているので、いっそう秋の深まった高原が拡がっていました。夏に花を咲かせていた植物はすでにみな種をつけた姿となり、そのモノトーンの色合いに赤味をさした秋色が美しい自然のアクセントとなって映えています。空の青さが湿原の池塘に映り、その色が枯れ草色の湿原の草原とこれ以上の組み合わせがない配色で呼応しあっていました。

今回のこの秋の旅は、ある思いがけない人とのものでした。

この「山の絵」ホームページを介してアメリカの西海岸に住む方から画文集『心に映る山』の注文を頂きました。それだけでも驚くようなことでしたが、コメントに「私は中村清太郎の孫です」と。それを見た瞬間、私はコンピューターの画面の前でのけぞってしまったのでした。中村清太郎、日本の山岳史の中でも名を残す明治期の登山家、そして山岳画家でもある人物です。

そのお問合せをきっかけに度々のメールのやり取りをしている中で、その女性が自分と同世代と分かり今度は一気に親しさが増しました。そして数ヶ月にわたるメールのやり取りのなかで、この秋の来日に合わせての小旅行が実現したのでした。

静かな秋

ペンション「ロッジ山旅」の長沢さんの案内で、山梨の静かな山歩きを楽しんできました。青い空をバックに北側からの大菩薩嶺が美しく見え、広く切った防火帯には見事なブナ、ミズナラ、クリなどの大木がゆうゆうと立っている何とも心地のよい尾根です。柳沢峠より少し北に向かった東京都水源林なのですが、こうした穴場的なところを歩けるのも「鼻の効く案内人」のおかげです。


登山・山歩きと一言で言っても、やはり相応の年月のなかで痛感するのは「人との出会い」であり、こうしたひっそりとした山を歩ける喜びを思う時、その関わりから生まれるものによるのだということです。

秋の深まり

天気予報の晴れマークを見て志賀高原まで足を伸ばしました。が、下界はともかく上に登るにつれて霧が深くなってきました。登山は諦め、こんな時でもなければ足を向けないであろう旭山と琵琶池の散策をしました。これが怪我の功名?、素晴らしい紅黄葉の時期に当っていてしばし高原の秋を楽しみました。

今回は「西発哺温泉ホテル」という志賀高原では老舗でもある宿に泊まるのも目的でした。ここは以前、初夏にたまたま訪ねて食事のおいしさともてなしの温かさで再訪を考えていましたが、ちょうど秋の時期に実現できました。晴れていれば北アルプスが一望できる宿です。

また今回は思いがけずに見事な天然キノコのお料理が並び、舌鼓をうったのでした。ご主人が自ら山で採ってきた美味なるキノコの数々。時期がちょうどよかったのですが、たくさんのお料理の他にこのキノコ鍋、そして天然舞茸の炊き込みご飯やなめこ汁。春には山菜、秋にはキノコ、その他の食材も地産地消の新鮮なものが調理され、源泉掛け流しの24時間入浴できる温泉と共に、山の基地としてこれからも利用したいと思う宿です。

2016年ミニ・カレンダー

10月に入りました。一年の早さを感じますが、来年のカレンダーが出来上がってきました。数日前、本屋さんに行ったらたくさんの壁掛けカレンダーがすでに展示されていましたが、巷では「おせち料理」の予約注文も始まったとか…。なんだかそうした商戦に乗せられて、ますます慌ただしさに拍車がかかっているようです。

が、北の山からはすでに雪の便りも聞かれました。季節はきっちりと移り変わっています。恒例のミニカレンダー、「グッズ」コーナーをご参照下さい!

12ヶ月の絵がご覧いただけます。またご注文方法も記載されていますので、どうぞよろしくお願い致します!