丹沢の秘境!?

変わったものが写っています。これはツチグリというキノコですが、実はそう珍しい種類ではないそうです。東丹沢前衛の華厳山への稜線途中で見つけました。


厚木の荻野地区に西山三山と呼ばれる山並みが南北に連なっています。その名は経ヶ岳、華厳山、荻野高取山。人気の仏果山から続く経ヶ岳までは多くの登山者が足を伸ばしますが、この西山三山まで歩く人はグッと少なくなります。


が、実は本当に味わいある雰囲気は華厳山以南であり、その魅力は500mそこそこの低山ながら、豊な自然林に包まれていることであります。しかもこの稜線は「厚木市市道」でもあり、かつては厚木の名湯の一つである「飯山温泉」まで辿れる稜線上の道でありました。しかし、旧「相模興業」(現「人の森㈱」)による採石で荻野高取山はどんどんと崩されて、今はもう飯山温泉まで行くことはできません。

芽吹きを準備している木々、淡い緑の中にヤマザクラが点々と灯るように咲く春はときめくような美しさです。
芽吹きを準備している木々、淡い緑の中にヤマザクラが点々と灯るように咲く春はときめくような美しさです。

 

「西山を守る会」では宮ヶ瀬湖から連なる仏果山から西山三山を『相州アルプス』と名付け、GWには全山縦走をしています。また、毎月の月例登山の他に登山道の整備、標識や樹種の名札の設置、そして里では西山に咲くヒオウギの花にちなんだ「ヒオウギ花見会」+バザーなどの活動を継続しています。しかし現在でも採石は行われていて、山はどんどん崩され無くなりつつあります。

 

杉・檜の植林だらけで暗く憂鬱なところが多い丹沢にあって、四季の美しさを楽しみながら歩ける西山は貴重な存在です。皆さんも「西山を守る会」の月例山行にて一緒に歩いてみませんか? 会では西山の概念図マップも作って配布しています。 

 

問合せ:西山を守る会事務局 ☎0462-41-8990

http://nishiyamawomamorukai.web.fc2.com

雪に埋もれつつも・・・

すごい積雪です。これは福島県奥会津・只見の町中のワンショット。先日「第43回只見雪まつり」に行ってきました。

都会ではたった3センチ程の積雪でも都市機能に支障をきたすのに、3m以上の積雪の中でも町は‘通常通り’動いています。

とは言え、この除雪にかかる人々の労力と苦労、そして経済的な重みは都会暮らしの人間には想像もつきません。

その厄介な雪を逆手にとって、雪を売り物にした「雪まつり」です。朝、東京駅を出発した私たちのツアーバスの着いた会場では、再び大雪像『東京駅』が迎えてくれました。


「雪まつり」の初日は町中でもホワイトアウトになるほどの吹雪で大変だったそうですが、二日目は概ね良好な天気で、地元の郷土料理などの出店が並ぶ会場も多くの人で賑わっていました。


夜はメインイベントの打ち上げ花火。メッセージ付きの寄付花火が次々と打ち上げられ、最後には「花水木」の音楽に合わせた連続打上花火ショーです。後ろに控える雪深い只見の山々が花火に照らされ、夜の空に幻想的な美しさで浮かび上がっていました。決して他では見られない、自然そのものの素晴らしい演出でした。

下手な写真ですが、実際は本当にうつくしかったです^^;
下手な写真ですが、実際は本当にうつくしかったです^^;

雪のカボッチョ

霧ヶ峰の変わった山名のカボッチョ。昨年もロッジ山旅さんの案内でスノーシューを楽しみましたが、今年はそれ以上の雪とのことで、スケッチ取材の中日に連れて行ってもらいました。たしかにソフトクリームのような白さに一面覆われ、スノーシューも雪に潜るほど。同行したロッジの「山岳犬ココ」は♪‘犬は喜び庭駆け回り’ならぬラッセルしまくり回り、でありました。

霧ヶ峰カボッチョ(山名)から見た美しい蓼科山
霧ヶ峰カボッチョ(山名)から見た美しい蓼科山

今回は銀嶺のスケッチ目的でしたが、初日、笹子トンネルを抜け出た途端に一人「わあ〜!」と歓声。赤石岳・悪沢岳がクッキリと現れ、勝沼を過ぎれば白峰三山がそれは見事。予定していたスケッチポイントなど何処へやら、早々に我慢できず寒風吹きすさぶ釈迦堂PAにて一枚描き始めてしまったのでした。いつも不思議なのですが、絵を描いている間は我慢出来る寒さも、一旦引き上げ食堂で休憩するともう、二度と外へ出たくなくなる寒さに変わるのです。どういう事なんでしょう??


風は強く冷たくても、好天に恵まれた為に何枚かの絵が描け、霧ヶ峰での雪遊びもでき、よき時間が過ごせました。

県内のビジターセンター

 先の松田での「ろうばい祭り」の折、丹沢湖・玄倉(くろくら)にある「丹沢湖ビジターセンター」に立ち寄りました。

 このセンターは来る3月末日にて閉館することが決まっています。その前に、職員の方にご挨拶方々、又同行の山友さんが「クマ調査」の為の情報収集をしたいこともあり立ち寄りました。

 

閉館の理由は一言、緊縮財政のようですが、西丹沢にはもう一箇所別に「西丹沢自然教室」があるからいいではないか、とか…。しかし両者の機能は全く異なったもので、実際「西丹沢自然教室」にはこの「丹沢湖ビジターセンター」の‘代わり’は出来ません。

 

目に見えるビジターセンターの入館者数は確かに少ないかもしれませんが、センターの持つ機能は‘来館者’だけではありません。寧ろ表面には出ない、長年蓄積された地域の自然情報、その推移の把握など、職員の方々が日々現場に豆に足を運んでいるからこそ収集できるものがあり、それこそが他に代えがたい「財産」なのです。

 

そうした情報は今回の「クマ調査」のような専門的なことをしている人にとっても貴重であるばかりでなく、一般登山者や引いてはオートキャンパーなどの観光客にとっても時には重要な情報発信の元となっているのです。すべて一朝一夕に成るものではありません。

 

そうした事を考慮せず、財政面のみでことごとくこのような施設を切り捨てていこうとする神奈川県の方針に疑問を抱きます。黒岩知事は多くの人を県内に呼びこもうと奮起しているようですが、昨今の自然の猛威など考えると、こうした地道な活動をし続けてる機関の閉鎖は、のちに取り返しのつかない事になるのではないかと危惧します。(後日訪ねた「宮ケ瀬ビジターセンター」も同様に危うい状況の気配らしく、愕然としました。)

ろうばいの香り

一月終わりの一日、西丹沢のシダンゴ山を歩きながら松田・寄(やどろぎ)の「ろうばい祭り」を訪ねました。昨年はこのろうばい園内から宮地山と黄色く満開のロウバイのスケッチをしましたが、今年は下山後の昼食を取るために寄りました。

地元のおばちゃん達 大ハッスルの食堂・売店では、すべて地元産の手づくり料理(きつねうどん、炊き込みご飯、味噌おでん、野菜たっぷりの豚汁、酒粕から作った甘酒)が次々と出ていました。忙し最中にも「お茶あるかい?」と聞いてくれるオバちゃんの気遣いに心も温まります。

土産物にはキュウリやニガウリ・生姜の佃煮、オレンジや生姜のピール、切り干し大根、手づくりこんにゃくなどが並び、私も色々買い求めました。また、今年初めての企画として「ミニ足湯」が登場。試しに‘浸かって’みましたが、入浴後は山歩きの後の足がスッキリとして、足湯は疲労回復にもなると分かりました。


県内山合の小さな町ですが、町内総出で地域振興をしていて結構な人気であるのも伺えます。土産に買い求めたロウバイの枝、部屋に今もよい香りを漂わせてくれています。