鳥井立から赤鞍ヶ岳へ

毎年、暮れの時期に行く山は丹沢の北側、道志方面が多くなります。今年は冬将軍の到来が早く、北の国は猛烈な低気圧で暴風と大雪で大変な年末になっていますが、こちら太平洋側は例年どおり申し訳なるくらいの好天が続いています。関東と言っても群馬県北部(沼田や谷川岳の方)や長野に近くなるとすでに日本海側の冬型の影響の圏内となります。そこで太陽の暖かさに恵まれ近場で静かに山歩きが楽しめる先として、道志や山梨県の秋山村の方に足が向くことになるのです。

(写真は厳道峠・がんどうとうげ・近くから見る大室山)

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最古の石器とハンドアックス

 

『最古の石器とハンドアックスーデザインの始まり』(於:東京大学総合研究博物館)という展示に行きました。この発掘調査そのものに友人の夫が関わっているという事で、声をかけてもらったのです。贅沢なことに会場では、その研究調査の中心的な人物であるS氏じきじきの説明付きでの見学です。

 

渋い展示であるにも拘らず会場にはかなりの来館者が居ましたが、たまたま居合わせたその中のお一人、年配の女性がS氏の解説に遠巻きに遠慮しながらも耳を傾けていました。「どうぞご一緒に…」とちょっと声をかけると喜んで熱心に聞いてらっしゃいましたが、後で言葉を交わすと「朝のラジオを聞いて来ました」とのこと。私も聞いていたあの放送だな…と思っていると、「以前2万5000年くらい前の日本の石器を見に行ったことがありますが、それとは桁違いに古いものが展示されていると聞いて、一体どんなものなのか大変興味を持って来ました」と話されました。その方にとって専門家の解説は、私たち以上に印象的に心に入っていったことでしょう。しかしご丁寧なお礼を私に仰って「いえいえ・・」とかなり困ったことでありました。

(写真は143〜144万年前の石英で造られたハンドアックスやピックなど)

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西山と焚火と忘年鍋パーティー

今年は厚木荻野にある丹沢前衛の西山三山(経ヶ岳・華厳山・荻野高取山)にはあまり行けませんでした。月例山行の度に都合が悪く、また夏から秋にかけては日野春アルプ美術館での個展準備と会期で身動きとれず、でした。

 

このままでは西山に行かないで年明けしてしまうと思い、年末恒例の焚火&鍋の日に、とりあえず荻野高取山だけでも登ろうと早朝出発しました。

久しぶりの西山はすっかり葉を落とし冬の装いでしたが、それでも山中ではイロハカエデなど、モノトーンの山肌にひときわ美しく紅い色合いを残す木もチラホラと見え、名残を楽しめました。

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瑞牆山・みずがきやまを見に・・・

先月、八ヶ岳美術館に「山室眞二じゃがいもデ版画展」を見た折に帰路、瑞牆山の展望地の自然公園に立ち寄りました。本当は早朝出発したので、行掛けに甲斐駒付近のちょっとした山に登ってスケッチをしてから美術館の予定でした。が、中央高速を走っていると強風で山々には悉く雲がかかっていました。これでは、甲斐駒を望むのも無理…と諦め予定変更。まず美術館に向かい、その後空の晴れ間を探しながら増冨方面に向かったのでした。途中の紅葉も見頃で、その時の写真を数葉ご紹介します。(上はバッチリと晴れた空の下に見る瑞牆山)

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暦展 終了

11月17日から二週間以上の会期だった国分寺くるみギャラリーでの「暦展」も12月3日で終了しました。ご来廊下さった皆さま、どうもありがとうございました。

 

今回の展示会では卒業校の仲間との交流が、私にとっては一番の経験・収穫でした。普段の発表は殆ど個展ですし、関わりを持っている大半は山関係の方たちやグループで、どっぷりと“山屋”の世界に浸かっていました。展示会では初対面の人が殆どなのに、やはり絵畑のなかでシックリくる自分を改めて感じたのが最終日の搬出後、みんなで呑み語った打ち上げの時でした。

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