中央沿線、藤野や上野原周辺の山が好きでよく歩きますが、その時必ずと言っていいほど山座同定で目立つのが、大月の北から東に向かって長く延びる権現山から雨降山、そして用竹集落に向かって下る長い稜線です。
遠目からも鉄塔が目立つ雨降山から先は黒っぽい植林帯に覆われて、およそ食指が動かない雰囲気ですが、一度くらいはその稜線を通しで歩いておこうかな…と思っていました。
こうした、どうと云うこともないけれど、長年の「懸案」というか「宿題?」みたいになっている所というのが誰しも幾つか(いくつも)あるもので、年齢的なことも含め考えると一つひとつ気になっている山に出かけるのには早すぎる筈もないのです。
(写真は大月から乗車した「浅川」行のバスを終点で下車し、見上げた稜線。すでに新緑に包まれています。)
自然保護団体「丹沢ブナ党」の企画でマイクロバス貸切、そして地理学(自然学)の大御所、元東京学芸大教授の小泉武栄先生を講師に迎えての、豪華な『チバニアン巡検』に参加しました。
好天に恵まれちょっと暑いくらいの陽気でしたが、25人定員のバス満席で一路、千葉県市原市の田淵地区に向かいます。ひところ話題になったチバニアン。地質学的に貴重で珍しい「地磁気逆転地層」が露呈しているのがこの千葉の養老川沿いで見つかり、地質学年表(International Chronostratigraphic Chart)の77万年頃の時代に「チバニアン」と云う名称が付けられるのでは!?と期待されている場所です。
ロッジ山旅の「木曜山行」に久し振りに参加し、ミツバツツジが美しく咲く山を歩いてきました。その名は乾沢の頭、またの名を雨竜山。
北杜市高根で集合し『ロッジ山旅号』に乗り換え、車は須玉方面に戻り津金の山懐に入ります。今までにも何度か通ったことのある道のようですが奥まっていくにつれ、もうわかりません。登山口となる場所に車を停め、今日の山の地形図をもらいます。・・・地形図は読めてどの稜線を歩いているかが分かっても、その山自体がどこの山なのかが今ひとつよくわかりません。