東北の秋・玉川温泉

少し間が空いてしまいましたが、乳頭山登山後に回った紅黄葉見頃だった八幡平と、その後立ち寄った玉川温泉のことを記したいと思います。

 

空模様はあまりパッとしていませんでしたが、途中の八幡平・大沼あたりがちょうど紅葉盛りで、けっきょくさんざんウロツイたあとに絵を描けたのはこの場所でした。

 

わざわざ足を伸ばした八幡平頂上付近(車道アスピーテラインの最高点)は全く視界のきかない真っ白な世界で、センターラインを見ながら走るような有様でした。八幡平周辺は何度か訪ねていますが、天候が悪かったせいでしょうか、道路周辺の針葉樹(コメツガ?)などの元気が一様になかったような雰囲気です。標高差の大きな八幡平周辺を東から西に駆け抜けるアスピーテライン。周辺には有名な温泉が点在し、四季折々の美しさと共に山頂部では簡単に湿原散歩もできる便利さ。その分、登りでアクセルを踏み込みながらの運転による車の排ガスなどで車道周辺の自然はかなり痛めつけられているのではないだろうか・・・、と自分も車を走らせながらですが気がかりでありました。

続きを読む

東北・乳頭山へ

春から停滞していた山行。ようやく足の故障も“解禁”?になったということで目指したのは東北の山。秋雨・寒冷前線がウロツイてパッとしない天候でしたが、運良く山行当日は雲が多いながらまずまずの天候に恵まれました。

 

日本でも屈指の温泉・秋田の乳頭温泉郷に登山口のある乳頭山。またの名を烏帽子岳と言いますが、これは行ってみてよくわかったこと。見る方角によってまるで違った山となる、顕著な非対称の山容のためです。上の写真は山頂から一端下った秋田駒ヶ岳への縦走路から見た姿ですが、乳頭山っぽいその山頂部も、実は恐ろしげな垂直な岩の林立、塊です。

 

今回は日帰りのコースを、山頂下の湿原に位置する「田代平山荘」(避難小屋)に一泊して山を楽しむという、まことに贅沢な行程で計画しました。関東圏からはやはり遠い東北北部、せっかく遥々やって来たのですから山中でゆっくりしない手はありません。しかもこの山は初心者の頃によく読んでいた青い表紙の「アルペン・ガイド」で目にして以来、30年近く思い続けてきた山です。少しでも山での時間を多く過ごしたいと、思いは募っていました。そして絵も描けました。

続きを読む

鷲ヶ峰を歩く

秋めいてきたと思っていると次々とやってくる台風。その晴れ間を狙い、久しぶりに山へ向かいました。場所は信州・霧ヶ峰です。

9月に足慣らしで歩いた沼山峠〜尾瀬沼以来でしたが、軽い山歩きなら…!と八島湿原散策ではなく、鷲ヶ峰に足を向けました。登山靴足裏に感じる山道の感触も心地よく、始めの方の鉄平石のようなガラガラの石の乾いたカラン・カラカラと云う音も、歩きにくさ以上に心地よく感じるほど、久々の山の感触が喜びです。シカの侵入を防ぐための柵を通過すると目の前にこれから辿る鷲ヶ峰のゆったりとした山容が広がり、それだけで嬉しさで満たされます。

続きを読む