いよいよ今年も大晦日となりました。
本年も「山の絵」HPの「つれづれ」をお訪ね下さった皆さま、どうもありがとうございました。
全世界を取り巻いた新型コロナウィルス、ちょうど人類をたびたび襲ってきた感染症の年に私たちは当たったと言う、そんな“歴史的な”年でした。医療従事者の方々、現場で働いて下さっている方々に感謝するだけで何もできませんが、だからこそ自分の感染は防がないと…と思う日々です。
そんな中ですが、今年最後の納めの山に行きました。いつも同様、人に殆ど会うことのない、しかも近場で手軽な低山。
今回は厚木の見城山(みじょうさん)です。<写真は見城山から相模湾の方を見る>
年内に一度は“定宿”のロッジ山旅(甲斐大泉)に行こうと、行きがけ駄賃の山として昇仙峡(山梨)に向かいました。白砂山はそのロッジ山旅のオーナー長沢さんのアドバイスで決めたのですが、登り口はオススメの獅子平駐車場ではなく、安直に昇仙峡のロープウェイを使って、完全に観光気分に変更。
まずは山頂駅から羅漢寺山(弥三郎山)に向かい、ちょっとした岩場で遊びピストンで戻りました。当日はかなり風が強く寒さもひとしおでしたが、その分、見晴らしは最高で甲州界隈の見える山はすべて見えた、そんな贅沢な展望でした。<写真は弥三郎山のまん丸岩の上より 南アルプス方面>
久しぶりの「西山を守る会」の月例山行に参加。この日の参加者はなんと19名!でした。が、そのうち地元、厚木や愛川からの参加者が大多数で自車やバイク利用。「横浜組」は本厚木駅からバス利用ですが、バスも空いていましてし、車中は窓も開いていて冷たい風が吹き込んで換気200%くらいでした。
<写真は行政境尾根の紅葉>
小春日和の一日、手近なところで楽しめそうな山はないか?と考え、いつもの山仲間のIさんと相談。いくつかの候補のなかから、この恩若ノ峰が浮かび上がりました。
以前行った甲州高尾山の近くで、山梨県・塩山付近から登れます。もう一人、近所の山友達を誘って早朝出発。ご近所だと、こうしたお誘いにもすぐに話がまとまります。
「山頂は展望がない」との前情報でしたが、この日はピストンではなく周回コースを取り、南に派生するきれいな尾根伝いに下山コースをとりました。これが大正解!
途中には写真のような落ち葉を敷き詰めた美しい景観の斜面に出くわし、ここでお弁当タイム。地図上で見たきれいな尾根は想像のとおりの場所で、ここを歩く為に行ったような山とも思えます。
バリエーション・ルートを好む健脚ハイカーは、ずっと東の源次郎岳から縦走してくるのでしょうが、ゆったりとフルーツラインの駐車場からグルリと回るこのコースは、地形図を見て行って楽しめた山として、思わずニンマリでした。
この季節になると近郊の低山歩きが最高です。山と日本山岳会の大先輩であるY氏のお誘いで、数人の山仲間と小春日和の一日、JR藤野駅からタクシーに乗って舟山を訪ねました。
神奈川県相模原市・藤野町は「アートの棲むまち 藤野」と謳い「藤野芸術の家」があり、町内の道は「芸術の道」として様々な彫像やアート作品が展示されていて、そぞろ歩くだけでも愉しめる町です。町の東端の日連橋(ひづればし)を渡り、町中から離れ南に下っていくと菅井とか綱子という小さな集落があります。道志川の北側に位置し、丹沢山塊の北面を見据えるかたちになります。この当りで一番“有名な山”は峰山でしょう。今回向かった舟山は、この峰山の近くです。