破壊されてしまう、渋沢丘陵

八国見山(やくみにやま)山頂
八国見山(やくみにやま)山頂

皆さんは八国見山をご存知ですか? 小田急・渋沢駅から歩いて20分の所に里山の自然がそのまま残っている渋沢丘稜がひろがっています。そこにある小さな山です。この山の南面には急峻な谷があり、相模湾に続く中村川の源流となっています。

 

今、そこに15000基の墓石が並ぶ東京ドーム4.5個分(約20ha)の大規模霊園が造られようとしています。かつては当たり前だった、しかし今では大変貴重な自然が豊かに残されているこの丘稜を私も何度か訪ねては観察を楽しみスケッチもしてきました。

 

馬蹄形に拡がる丘稜を崩し、急峻な谷を埋める正気の沙汰とは思われない工事です。大磯丘陵の北西部に当たるこの地域は、地球規模から見ても最も地殻変動のダイナミックな場所で、大きな災害が「日常化」しつつある昨今、その危険性だけでも大いに疑問が持たれます。

ましてここは神奈川県の環境評価報告で自然度が最高ランクのA1とされ、一体として保全されることが望ましいと県自身が謳っているところです。

 

「渋沢丘稜を考える会」はシンポジウムを開催し、秦野市や神奈川県に対してさまざまな抗議活動を行なってきましたが、納得できる回答もないままに秦野市長が10月3日に工事の許可を出してしまいました。


八国見山より大磯丘陵を見下ろす
八国見山より大磯丘陵を見下ろす

この美しい丘稜がすべて崩され埋め立てられ、墓石が並びます。下流域には中井町・大井町など秦野市以外の町があります。

「渋沢丘稜を考える会」

http://shibusawakkk.web.fc2.com/index.html

 

渋沢丘陵霊園問題がわかりやすく紹介されています

「これで良いのか!里山破壊」Ver.3