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北信五山のうちのニ山

長野北部にある妙高山、飯縄山、斑尾山、戸隠山、黒姫山の五つの山を称して「北信五山」と言います。遠くてあまり縁のなかった北信ですが、いい天気を狙って初日に飯縄山、翌日に斑尾山を歩いてきました。

 

この写真の左側に見えているのが飯縄山、右側の雲を被っているのが妙高山です。下に見える湖は野尻湖。まさに幾重もの火山活動によって出来上がった地形であることが、この遠景からも分かります。

 

山は新緑に溢れ、その緑を咲き始めたムラサキヤシオがひときは可憐な濃い目のピンクで彩り、足元にはかわいらしいイワカガミが点々と今は盛りと咲き乱れています。感激しつつ、足は全然進みません。

 

ネットで探して泊まった宿、ここがたまたま『山の本』とご縁のあるペンションで、オーナーもこちらもビックリ。山小屋風とのうたい文句で電話し予約したのですが、建物も内部の雰囲気もまさに山の生活のようで、食堂の窓からは妙高山を眺めつつ食事をします。

この宿は以前数回、「白山書房」主催での山菜教室で使ったことがあるとか、どうりで書棚には『山の本』のバックナンバーがあったわけです。そこに画文の連載を担当している私が知らずに泊まることになったのですから驚きです。鼻が効いて大当たりと云ったところ!

「ロッジ樽本」という斑尾高原のペンションです。