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三陸沿岸を乗り物で〜その1

五葉山再訪の続きというか、こちらは山ではなく「平地」の旅の話を少々綴りたいと思います。

 

今回の「大人の休日パス」では郡山から東北新幹線で一ノ関に北上し、そこからは在来線の旅となりました。昨秋、青森県・種差海岸を訪ねながら八戸からJR八戸線で南下し、念願の三陸鉄道(北リアス線)に乗車できたので、今回は南から北上です。

 

東日本大震災後何度か訪ねている東北も、自家用車か観光用のバス利用でしたので、今回は是非、地元の在来線とBRT(バス高速輸送システム)に乗車したかったのです。

 

写真は、新幹線の一ノ関駅からJR大船渡線(ドラゴンレール大船渡線)に乗り換え到着した気仙沼駅の様子です。本来ならここから「ドラゴンレール」の呼び名の如き、物凄いうねりを描いた路線が陸前高田経由で大船渡へと向かっていたのですが、津波被害で破損した線路上を道路にしてBRTと呼ぶバスが走るシステムになっているのです。バスなので勿論、路線ルートからはずれ町中もくまなく走り回ります。

私が乗車したバスはかわいい「ホヤぼーや」(気仙沼キャラクター、結構お気に入りで個人的には色々なグッズを持っています=密かなマイブーム)のラッピングバスでした。

しかも、これが乗ってビックリ。内装もシートの柄や観光用パンフレット置き場など三陸の海のイメージで統一したデザインバスで、しかも天窓付き! 乗客の概ねは地元の人のようで殆ど無関心の様子でしたが、私は内心一人でいたく喜んでいました。

 

ささやかな事かもしれませんが、こうした事に現地の観光や復興に向けるちょっとした「がんばり」が感じられるのです。少なくとも私には・・・。

(様々な旅の様子をご紹介します。キャプションと共にご覧ください。)