福島の秋

天候不順で雨が多く、晴れると「夏日」だったりで秋らしい日がなかなかない中、移動性高気圧が張り出してきた福島に向かいました。予想はドンピシャで晴れた青空のもと、久しぶりに気持ちよく歩けました。

 

初日は行き掛け駄賃の山で高旗山。林道を使って登山口からわずか一時間足らずで山頂に着きますが、そこは遠路はるばると出かけたのだし…と、あちこち観察したり落ちているものを拾ったりの超のんびり歩きです。着いた山頂にはすでに先客一人、「鳥見」の男性で、持っている観察機材(双眼鏡、テレスコープなど望遠鏡各種、無線機など)を見れば一目で「素人さんではない」とわかります。しかもその観察姿が大変な集中力と熱心さで、何か声をかけるのも憚られるような雰囲気。と言って無関心でお構いなしの方ではなく、広い山頂でしたが、置いてある荷物を横に寄せて下さったりなどの気遣いも・・・。きっとどこかの山頂に居る仲間と無線機で交信しつつ、一人その場所にて早朝から夕方まで、渡りの鳥などを観測し続けていたのでしょう。

翌日は本命の安達太良山。今回はいわゆる安達太良山ではなく、野地温泉(東)側から鬼面山と箕輪山を目指して登りました。ここは以前からずっと歩きたかったコースです。安達太良山は一つの山ではなく、こうした幾つもの大きな山々を一括りにした山塊で構成されており、その雄大さは二本松市内から眺めるだけでは分かりません。(写真は鬼面山からこれから登る箕輪山を眺めたものです。午前中の陽ざしが左手側から差し、紅葉の樹々と淡い緑色のササの絨毯が美しいコントラストです。)

 

福島には旨い日本酒が沢山あります。実際、各種の賞をとる銘酒を多く出しているのが福島県だそうで、この「奥の松酒造」もその一つです。

この酒屋は東日本大震災の後、支援の出店が横浜駅構内に出ていた折、足を止め初めて求めました。そしてその美味しさにゾッコンとなり、以来贔屓の酒となりました。

今回は初日下山後に、本社工場の販売コーナーまで出向き、通販では買えない地元ならではの酒を数種求めました。