榛名梅林の一日

群馬の烏川南には和歌山県に次ぐ全国第二位の生産量の梅林があり、榛名山南麓には上州三大梅林 ・秋間(あきま)梅林 ・箕郷(みさと)梅林 ・そして榛名(はるな)梅林があります。

 

3月半ば近くでは横浜周辺の梅はすでに散り始めていましたが、上州では今がちょうど見頃、満開に香るなか気分良く歩くことができました。

 

日本山岳会の同好会例会にて、好天の一日、榛名山を背景にしながらの梅見散策を愉しみました。

当日はちょうど「はるな梅マラソン」の日で、3000人以上のランナーがそれぞれの種目(ハーフから2キロ親子まで各種)に出場すべく物凄い混雑ぶり、観梅山行スタート地点の榛名文化会館エコール周辺は大変な賑わいでした。

 

すべての人がスポーツウェアでマラソン関係者だったなか、ちょっとその場にそぐわない出で立ち(ザックを背負ったトレッキングシューズ姿)のメンバーは、警備の人から「ランナーが来ます! 急いで横断してください!」などと誘導を受けながら梅見展望台に向かい、しばし梅圃のなかで休憩タイム。また途中では一本道を間違えショートカットで藪漕ぎをしたり(これがその日一番面白かった)しつつ、ちょうど昼時に浅間神社が祀られている浅間山山頂に到着しました。神社裏手に回ると石祠の後ろに気分のいい草地があり、そこで優雅に裾野を拡げる榛名山や煙を吐いている本家・浅間山を眺めながらのお弁当となりました。

梅を見ながら歩いている道中、当日初めて例会をご一緒したWさんが、日本山岳会創立メンバーの一人であった岡野金次郎のお孫さんと知り驚きました。この緑爽会(りょくそうかい・同好会)ではそうしたハッとするような方々が会員に多くいらして、とても恵まれていますし貴重なことだと感じます。

 

今年もまた梅林を訪ね、いい香りのなかを歩けたのは嬉しいことでした。ソメイヨシノの花見ではどんちゃん騒ぎで賑やかですが、こうして静かに観賞できる梅の方が好みです。しかも「実」が美味しいのですから、やはり梅に分があり!です。