梅雨入り直前の山

地域によっては集中豪雨的な降り方のようで災害が心配ですが、関東以北では梅雨らしいうっとうしい毎日となっています。その梅雨直前、最後の晴れ間を狙って、ここ数年何度か訪ねている志賀高原に向かいました。梅雨前線を避けて北西に向かう作戦でしたが、見事的中。新潟寄りの北信は青空がひろがり、ウネウネと標高を上げる292号線からはその内残雪の北アルプスから後立山の峰々がきれいに望まれました。双眼鏡で剣岳や立山も確認できました。

 

目的の山を特に決めずに出発したのですが、同行の山仲間と「さて、どうする?」と思う間もなく、ふと車を停めた所で偶然目に入ったのが「前山リフト」。なんだろう? リフト? 動いているのか、はてさて・・・、取り敢えず偵察。すると暇そうに殆ど空の椅子がグルグル回っているではありませんか! 今すぐ登れば、笠ヶ岳を前景に北アルプスの眺めがほしいまま!とさっそく片道チケットを求め前山展望台(1796m)まで一気に上がりました。…なんといい加減なこと…。

 

そう、そしてここにこの青い大沼池を見下ろす写真があると言うことは志賀山に登ったということになります。

 

志賀山に登るなんて、初めは全然考えていませんでした。むしろ登るなら向かいの鉢山に行くつもりでした。ところが分岐点の四十八池湿原でひと休みしている内に気が変わり、やっぱり志賀山に行ってみよう、ということになりました。身体は一つなので両方は無理、展望もよかったし結局「志賀山に行ってよかったね」と納得するしかありませんし、実際とてもよかったのです。

 

のんびりしていましたし、意外と前山への往復が長く、往路で利用したリフト乗り場近くに戻って来たちょうどその時、「この放送をもちまして、本日のリフト乗車は終了いたしました」と無情なる放送が山頂に響き渡ったのでした。元々片道切符だったので下山は歩くつもりでしたが「あわよくば…」の気持ちもあったのでちょっとガッカリ。しかも前山からの下山道は登山者ならともかく、一般観光客にはお世辞にも「いい」とは言えぬ代物でした。