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2018年幕開け

新年明けました。東日本関東地方は穏やかなよい天気に恵まれていますが、北日本・日本海側などは年末から引き続き厳しい寒波到来で荒れた天候かと思われます。お正月休みを利用しての冬山登山をされている方も多いでしょうが、事故のないことを祈るばかりです。

年頭にあたり、本年も「山の絵」をどうぞよろしくお願いいたします。

(写真は美し森=山梨県清里=から見た八ヶ岳連峰の権現岳です)

上の写真は二つの緑色の繭です。年末の「ロッジ山旅」木曜山行に参加した時、甲斐駒の展望台・中山の東側尾根を辿った時に拾ったものです。二つはちょっと似ていますがまったく異なるものです。

薄い色(左側にある)がヤママユガの繭で、これから取れる絹糸は美しい色で大変高価だそうです。すでに羽化して中のガが出たあとでちょっと潰れていますが、濃い色(右側)のはウスタビガの繭です。一見同じような緑色の繭ですが、種類の異なるガの繭で生糸も取れる・取れないの違いがあります。これは、この日ガイドしてくれたロッジ山旅オーナー長沢さんから教えてもらいました。ちなみにこの緑色は幼虫がクヌギやナラなどの葉っぱを食べているからで、食べる葉によって色や繭の硬さが変わるそうです。この日はちょうど二つの違う繭を拾ったので、その違いをよく見ることができました。

 

今年も山や自然のなかを歩きながら、こうした楽しいものを沢山見つけていきたいものです。その為には「平和」でないと・・・と強く思うのも、この年明けです。