北海道・東大雪の旅Ⅲ

この美しい画像は「ぬかびらユースホステル」でお会いした同郷・横浜から見えたKさんから送っていただいた写真です。下記に出てくるタウシュベツ橋梁の夜の画像です。(ご承諾の上、掲載しています)

さて、ぬかびら温泉郷にはいっての二日目。レンタカーをめいっぱい有効活用してこの日もうろつきます。まずは前日、地吹雪に怖気づいて国道273号の橋梁を走りきれなかった為に行かなかった「三国峠」まで取り敢えず行ってみることにしました。

 

“下界”はまずまずの天候ですが、この日も三股を過ぎだんだんと峠に向かうに従って視界が悪くなり周辺は地吹雪状態。これでは辿り着いてもスケッチどころではないと分かっていましたが、行くだけ行ってみました。着いた峠は極寒の暴風吹きすさぶ駐車場に「三国峠」の看板。すぐそこにはトンネルが続きそれを越すと層雲峡が遠くない距離にあります。そんな厳しい気象・道路状況でも仕事の車両・大型車は行き来するのですから、北国の生き様はスゴイものと感動します。辿り着いてはみたものの長居も出来ず、すごすごと引き返すだけ。三股周辺に戻り、往路で垣間見えたビリベツや西クマネシリを描くことにします。

 

どうにかスケッチもでき山荘でランチ後、そろそろレンタカー返却と然別湖行きのバス乗車のために、帯広へ出発することにしました。

 

通り道には残存する旧士幌線(昭和初期に十勝内陸の森林資源運搬の目的で運行していた国鉄、1987年に廃線)の遺構として有名なタウシュベツ橋梁があります。糠平湖は人造湖で夏期には増水してこの橋梁も埋没し見ることが出来なくなるとのこと。せっかくなので、湖の畔まで林の雪道を歩き遠くからその姿を眺めてきました。

「ぬかびらユースホステル」や「東大雪自然館」ではこの橋梁至近まで行くスノーシューツアーやナイトツアーなどを企画していて人気があるようです。(掲載のKさんの写真はその時に撮影されたものです)

 

ところで北海道に来ると、鉄道でも車でも距離と時間のスケールが変わります。余裕を見たつもりが夕方にはかなり慌てることになり、大荷物のバックパックを背負って帯広駅周辺をジタバタしてしまいました。

そして16時半発、然別湖行きのバスに乗車。このバスはガンガンと雪道を1時間45分走り続けました。市内を廻りそのうち人家が途切れると周囲は雪あかりだけの広大な十勝牧場(バスの放送で日本一と言っていました)となります。そして鹿追町役場で最後の一人が下りると車中は私一人…。どんどんと山に向かってひた走るバス。東と西のヌプカウシヌプリ山間の峠を抜け然別湖(北海道大雪山国立公園にある唯一の天然湖)に到着した時にはとっぷりと暮れていました。

 

しかし着いてみると、翌日から「然別湖コタン」と言う真冬のイベントが始まるので、湖畔の一軒宿であるホテル「風水」は祝賀会の開催で大勢の関係者が詰めかけ最高潮に賑わっていました。

(写真はホテルの部屋からコタン<アイヌ語で「村」と云う意味だそうです>が見える然別湖です。)