箱根湿生花園

少し前ですが友人の休日に合わせ箱根まで散策にでかけました。お気に入りの仙石原にある「湿生花園」です。

箱根カルデラ内のこの地は大昔、現在の芦ノ湖とつながっていた仙石原湖という湖だったそうです。箱根の最高峰・神山の爆発によって分断された後、湿原化したのがこの仙石原湿原。現在の湿生花園はその湿原に隣接し人の手によって湿性植物が集められた植物園です。

 

冬期は閉園ですが、春から初冬にかけては連日、専門のガイドによる案内があります。毎回、これを目当てにでかけます。熱心に勉強されているガイドさんは毎回違う人に当たるため、その方その方で特徴ある解説に接することができるのも、また楽しみの一つです。10時から一時間半のガイドがあっという間に過ぎていきます。

 

今の時期だと普通ならこのブルーポピーが“目玉商品”なのですが、今年は湿生花園の花もご多分に漏れずドンドン開花してしまったそうで、わずかな咲き残りを展示小屋?に移動させて「飾って」ありました。色も少々褪せていてちょっと寂しげ。これをお目当ての観光の人たちはちょっとガッカリでしょう。

 

しかし度々足を運んでも飽きないのは、たとえ同じ時期であってもこうして咲いている花たちがいろいろ変化し、以前出会えなかった花や姿を見ることができるからです。同時にガイドさんそれぞれの特徴ある解説で新しいことを教えてもらえる楽しさもあります。

 

普段仕事に忙殺されている友人は、この緑溢れる園内や栽培種ではない自然の山野草や高山植物を散策しながら見ることができる“贅沢”に大満足の様子。案内した私もその友人の満ち足りた様子で「よかったー」と喜びを感じる小さな旅でした。