只見線の旅2

さて只見滞在の中日、地元の方もこんな暑さは滅多にないという猛烈な暑さのなか、ガイドをお願いした和子さんに観光とは違った只見の生活そのものに触れる案内をしていただきました。

 

和子さんは只見の昔ながらの生活の知恵、山の恵みを大切にした生き方や伝統文化を大切にしようと、ご自分も手仕事の活動をしたり活発に只見の“まちづくり”に貢献している女性です。大変顔も広く、点在する部落ごとにも顔見知りばかりで、都会とはまったく違う「濃厚」な人間関係なのです。

 

その和子さんにまず連れて行ってもらったのは、ブナの森を求めて東京から移住してしまったプロ写真家・鈴木澄雄さんの古民家を改装した家です。古いままの古民家をここまで改装したのは大変だったと思いますが、現在は浄化槽の工事の真っ最中。そして訪ねた時、鈴木さんは薪割りの最中で大汗でした。田舎の暮らしは体力も要りますし、また「普請」と云う地元の共同作業が多々あり、そうした付き合い(というより半強制?の作業諸々)が大変だとお話しされていました。ここも若者が居ないのです。

 

その後、只見のあちこちを連れて行ってもらいましたが、和子さんが「山の師匠」と頼りにしている“彦爺(ひこじい)”こと小林彦衛さん宅に立ち寄りました。すると彦爺が「ちょうど今がシナノキの皮剥ぎに一番いい時期」と。そこでその日はブナの森は入り口まで連れて行ってもらうだけにして、午後からは彦爺について私も未知なる「シナノキの皮剥ぎ」作業に参加しました。この話は続編にて特集します。

 

さて、この写真のブナの森、こうして生活の場のすぐ近くに美しいブナがあります。驚きです。ブナの森の散策(近場でもクマさんには注意!)、夏は平坦な一枚岩がずっと続く滑・なめ(沢)歩きが出来る「恵みの森」、また立派な管理棟を備え手入れの行き届いた田子倉湖の上にある「いこいの森キャンプ場」など、いろいろ楽しめる豊かな場があります。ただ一つ不便なことは、車がないと移動が困難という点。今回は和子さんの車で町内くまなく案内してもらいましたが、やはり足がないと行動範囲が限られるのが難点です。

 当日行った場所は下記の写真にてご紹介します。