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東北の秋・玉川温泉

少し間が空いてしまいましたが、乳頭山登山後に回った紅黄葉見頃だった八幡平と、その後立ち寄った玉川温泉のことを記したいと思います。

 

空模様はあまりパッとしていませんでしたが、途中の八幡平・大沼あたりがちょうど紅葉盛りで、けっきょくさんざんウロツイたあとに絵を描けたのはこの場所でした。

 

わざわざ足を伸ばした八幡平頂上付近(車道アスピーテラインの最高点)は全く視界のきかない真っ白な世界で、センターラインを見ながら走るような有様でした。八幡平周辺は何度か訪ねていますが、天候が悪かったせいでしょうか、道路周辺の針葉樹(コメツガ?)などの元気が一様になかったような雰囲気です。標高差の大きな八幡平周辺を東から西に駆け抜けるアスピーテライン。周辺には有名な温泉が点在し、四季折々の美しさと共に山頂部では簡単に湿原散歩もできる便利さ。その分、登りでアクセルを踏み込みながらの運転による車の排ガスなどで車道周辺の自然はかなり痛めつけられているのではないだろうか・・・、と自分も車を走らせながらですが気がかりでありました。

八幡平の帰りに行った玉川温泉。以前から多くの温泉客のほか、病気快癒のために湯治客が全国から訪れる温泉として聞いてはいました。が、まさに現地に行ってみて、そのスゴさをしみじみと感じ入った次第。温泉の効能・威力もさることながら、それに引き寄せられるように訪れる人々の姿に触れるにつれ、この場所はやはり“特別なところ”なのだと感じました。

何というか「信仰」に近い世界、いや「祈り」の世界と言ったほうがいいかもしれません。北投石という特殊な石(日本ではここだけ、元は台湾の北投温泉で最初に発見された鉱物だそうです)は地熱で温かく、場所によっては熱いほど。その上にムシロなどを敷いて寝転がるのです。いわゆる屋外の岩盤浴です。温泉施設内の酸性度の強い湯の内風呂も見事ですが、玉川温泉の本命はやはりこの岩盤浴にありそうです。機会があったらまた訪ねてみたい、日本屈指の温泉と思いました。