締めは白峰三山

今年最後の山は雪化粧した白峰三山を見に夜叉神峠へ。冬型が勢力を増し、北日本や日本海側、そして西日本の平地まで風雪が激しいなか、いつも穴場のように好天続きなのがこの南関東と中央道に面した八ヶ岳以南の山です。

予想も大当たり、午前中は板を立てたような雲ひとつない青空が山の背面に広がる好天。峠では心配した風もなく、気温も氷点下ではなくプラス。展望のない登山道を1時間少しかけて登って来た末に目に飛び込む光景がこれです。思わず歓声をあげたくなります。この白き峰々を楽しむためだけにやって来たわけで、峠ではスケッチも含め二時間近くも過ごしていました。年末近くの一日、非常に贅沢な時間というほかありません。(写真は安物カメラで目一杯に望遠で撮った間ノ岳)

 

峠で過ごした時間の大半は貸切でしたが、昼頃に親子連れ三人が一組やってきたのと入れ違いにこちらは下山。登山口で後から下りてきた若者が一人、その人は鳳凰三山の観音岳までピストンしてきたそうです!

 

 下山後立ち寄った「芦安山岳館」ではこの夜叉神峠のライブカメラを見せてもらいました。自分がうろついていたのも、きっと写っていたのだろうとその時気づきました。またこの山岳館で「北岳の自然」というDVDを大きな画面で見せてもらい、南アルプスの不思議な地層の成り立ちなど、ダイナミックな自然を学ぶこともできました。

 

 実はこの夜叉神峠、今年の7月中旬にも行ったのです。その時は右膝半月板断裂にもかかわらず、そうとは知らず少し痛みが引いたので試しに……と軽いハイキングのつもりでこの峠へ。しかし下りでそれまでとは又別の痛みでやっとこさの下山。その時に挫傷骨折まで起こしたのでした。

 

今回の今年締めの夜叉神峠はその時のリベンジならぬ「よくなりました」のお礼参り? 登山道途中に祠がある「山の神」には山中で拾った木の実や美しい地衣類などをお供えして感謝をお伝えしました。絶景とともに、再び訪れて山の神さまにご挨拶できて、いい締めくくりの山歩きとなりました。