北海道・道央の旅その1

恒例「大人の休日パス」利用で厳冬期の北海道に出かけました。今回は初めての道央、美瑛に照準をあわせました。これは昨年9月に計画したものの直前の大地震と全道ブラックアウトでやむなく中止にした旅のリベンジです。が、自然は晩夏から白銀の世界と全く様相を変えたなかでの計画、無雪期とちがい色々な制約付きとなります。美瑛の広大な丘からの景観を描く目的なのでメインの滞在中二日間はフルにレンタカーを活用、けれど今回は天候に恵まれず思惑通りに山は姿を見せてくれません。

 

それでも横に広がる構図の白い世界は魅力的で、モノトーンに近い世界を水彩で如何にしてえがくか・・・勉強になります。ただ冬期は除雪している場所以外には移動も立ち入ることもできず、運転自体にも気を使うし、絵を描けるところまでこぎつけるのに苦労しました。(写真は「新栄の丘」と言うところ)

 

今回、美瑛で泊まった宿はその名も「Alp Lodge(アルプ ロッジ)」。あの山岳雑誌『アルプ』からとった名前の宿です。当然ながらオーナーは若い頃から登山やスキーをやってきた方で(学生時代には南アの全山縦走もしたとかの強者)、宿には『アルプ』のバックナンバー始め串田孫一や辻まことなどの本が多くあります。『アルプ』以外の蔵書はまるで自分の本棚を見ているようでした。出身は東京とのことですが、30代後半に脱サラしてこの地に宿を構えたそうです。

 

そんな居心地のよい宿でしたが、残念ながらスケッチに当てた一日目はすごい吹雪。とりあえず今回の旅の大きな目的の一つでもあるJR北海道で発売している「わが町ご当地入場券」を求めるために富良野線沿線を走り中富良野まで行ったり、その他描くポイント探しで一日レンタカーでうろつきましたが、あまりの荒天でまったく描けませんでした。

 

その吹雪のなか、視界が悪く「四季彩の森」という観光地駐車場から出た所では吹き溜まりにはまり、施設の方に“救出”してもらうというちょっとしたハプニングもありましたが、大変ラッキーでした。

二日目は風こそおさまりましたが生憎の曇天で山は見えず、前日チェックしていた場所から美瑛の丘のスケッチをしていました。そしてその合間には沢山の外国人観光客にまざって(どこに行ってもほぼ日本人は私一人といった雰囲気)スノーモービル乗車体験などのお遊びも〜。前日、吹き溜まりから助けてもらったので、ちょっとお礼の気持ちも込め施設で食事したり少し遊んだのでした。そしてこれがけっこういいアクセントで旅の思い出になりました。