相州アルプス その2

 

相州アルプスの続きは仏果山(ぶっかさん)へ向かう山道です。縦走路はおおむね歩きやすい稜線で、うっとりと新緑を愛でながら歩を進めますが、時折ちょっとザレた下りや登りもあり油断できません。

 

着いた仏果山では昼食タイムです。「西山を守る会」の事務局・荻田さんが前日掘り出した竹の子を美味しく奥さんが煮てくださったのを振る舞ってもらいました。柔らかいし味付けも絶品!

 

さてお昼もそうそうに切り上げ、私は展望台の上に登ってスケッチタイムとなりました。そして今回は縦走組から外れ、会員のOさんと一緒にこの仏果山から下山することにしていました。なので「相州アルプス縦走もどき」です。

 

でもそのおかげで何十年ぶりかで仏果山山頂でゆっくりとした時間を過ごすことができました。もちろん、スケッチに時間を費やしたのは言うまでもありません。

展望台で絵を描いていると、仏果山周辺を日参してると言う地元の方(奇遇にも「西山を守る会」の荻田さんと遠縁?)や絵がお好きなご様子の女性と立ち話をしたり…、色々な方たちとの出会いもまた山での楽しみの一つです。

 

さて、ずいぶんとのんびりしてそろそろ下山開始。この山道は、もう三十年ほど前の初心者の頃、一人でよく丹沢を歩き回っていた頃に辿ったところです。記憶はおぼろですが、何となく懐かしさがこみ上げてきます。何も分からずにガムシャラに山を歩き回っていたあの頃より、足腰はずいぶんとガタが来てしまいましたが、見るもの聴くもの、感じるものはずっと豊かになっているのは確かです。

年を重ねるのも一概に負のことばかりではなく、特に絵を描くことなどは(特別な才能があれば別ですが)年月の積み重ね以外にはどうにもならない事も多いと感じます。何十年ぶりかの山道を辿りながら、そんな事を考えていました。