東北海道の旅 その1

今回もまた「大人の休日パス」を利用して北海道へ行ってきました。

おそらく雪のない時期を訪ねるのは、鉄道利用では初めてではないかと思います。

 

積雪期と違って指定席や宿の予約の競争率が高い季節のため、綱渡りのような計画でどうにか目的の場所を訪ねることが出来ました。

 

その目的とは、JR北海道が発売している「わがまちご当地入場券」の残り駅の収集です。一ヶ月ほど前、突然JR北海道がこの記念入場券の発売を今月9月一杯で終了すると発表。当初は愕然としましたが、乗り鉄仲間と協力し、それぞれ分担を決め最後の収集に励みすべての発売駅を網羅すると決めたのでした。子供の頃のお菓子のシールやおまけ集めじゃあるまいし…ですが、大人ならではの意気込みで行ってきました。前半と後半に分けて、この旅をご紹介したいと思います。念の為に・・・もう一つというか本来の目的は勿論、スケッチです。

(写真は釧路駅での手作り看板「くしろ湿原 ノロッコ号30年記念」でスーパーとかちの窓から顔を出して記念撮影もできます。フェルトで丁寧に作られたもので、駅員さんのどなたかが制作したのでしょうか?)

この写真は、「わがまちご当地入場券」の前半部収集も一段落し、レンタカーにて厚岸(あっけし)方面から海沿いの細い県道を辿って愛冠岬(あいかっぷみさき)に向かった時のものです。見晴らしを期待してわざわざ岬の近くまで車を走らせたものの、行くほどに深い霧に包まれ、結局視界はなし。

ガックリ来ていたところ、駐車場の案内所のオバちゃんから「せっかく来たんだから岬の先端まで行ってみれば?博物館もあるし」と言われました。7、8分歩いて行く岬の先端はSF的迫力で断崖絶壁の下の波打ち際がオボロに見えるのみでゾクゾクしましたが、博物館って何?と何気に立ち寄ったそこが見事だったのです。

 

正式名称は「愛冠自然史博物館」別名「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター」。充実した自然史に関わる剥製や鉱物などの展示のほか、学生たちが収集した海藻や植物の標本などなど。特に草花の色鮮やかな特別な手法での標本造りには見入りました。

 

こんな所にこんなものが!という驚き。素晴らしい充実した内容。ここだけを目的に訪れても充分なような所で、今回の旅では全く予期していなかった大番狂わせでもありました。北海道大学の底力も感じました。そして霧で真っ白のなか、意気消沈していた私の背中を押してくれた案内所売店のオバちゃんにも感謝です。