東北の旅1 木工展を見る

恒例の「大人の休日パス」で今回は東北に出かけました。

ちょうど山形の東根市で、私の机や畳ベッドなどを制作してくれた木創家「N'Works」の芦野直之さんの「木の仕事展」があったので、まず山形新幹線で「さくらんぼ東根駅」に向かいました。

 

芦野さんとの出会いは以前の「つれづれ」にも記しましたが、東日本大震災後に横浜の百貨店で「東北支援フェア」が開催された時に、ちょうど机を目に留め注文したのが縁です。丁寧な職人気質の仕事、傷や節などのある本来商品化を避けるような木も大切に、むしろそうした傷をアクセントや味に変える工夫や技での手作り家具、また端材までも大事に使う仕事をモットーとしています。家を作る大工仕事から木匙の小物に至るまで大きな事から繊細なものまで扱える力量・仕事ぶりを、以来遠い横浜から見つめて来ました。

 

今回はそうした仕事の今の時点でのまとめを見ることが出来るいい機会でした。

新しいものに挑戦している芦野さん、毎回ハッと目を引く面白いものに出会えます。

 

今回は今までの仕事の集大成的な展示でもありましたが、こうした小物で不思議なものも幾つか有りました。

これはエポキシ樹脂を使っているそうです。なかにLEDを入れて、木の中で不思議な雰囲気が美しく発光しています。きれいな仕上がり、欲しくなりますよね。

 

ベンチや机など並べても、広々した会場を一人で展示するには相当大変だったと、個展を繰り返ししている立場として、その苦労が伝わりましたが、ご本人もこの展示をしてとても良かったと仰っていました。自分の造ったものを一同に並べて自分自身で見ることの出来る機会というのは、会場を使っての個展しかあり得ません。そして見る者にとっても会場に足を運ぶ以外、その空間に触れることは出来ません。

ちょうど「大人の休日パス」と重なったことで、新幹線ひとっ飛びで見に行けたのはとても幸運なことでした。