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甲州高尾山と塩ノ山

 

沖縄から東日本方面まで高気圧に覆われたタイミングで、どこかの山に行こうと思いついたのが、今まで気にはなっていたが登りそこねていた甲州の山でした。

 

ブドウで有名な山梨県・勝沼、中央高速を走っていても目にしていた筈ですが、それと意識していなかった甲州高尾山です。登山口は「大滝不動尊奥宮」、鉄道利用だと「勝沼ぶどう郷駅」から延々と奥宮まで林道を歩いて行くようですが、不動尊の駐車場を利用させてもらいました。

 

首が痛くなるほどの見上げる石段を登りきり、宮を覆うような山肌の岸壁に幾筋かの凍った滝、その付近であろう登山道入口が分からずにウロウロした後、再び林道まで戻りました。しばらく林道歩きをするも尾根への取り付きに出合えず、これはおかしいと戻り、またまた不動尊の石段を登って登山道を確認し直すと「危険・通行止め」の看板を発見。なぜ先程この看板が目に入らなかったのか…とガックリしながら、またまたまた林道まで下りて振り出しに戻りました。・・・何十段もの石段を行ったり来たり、きちんと下調べをして行かないとこういう事になります。

 

<写真は林道歩きをしながら見える甲府の町と南アルプスの高嶺の連なり>

 

再度の林道歩きの末、やっと甲州高尾山への取り付きに辿り着きしばし登って展望のよいピークにてスケッチ休憩。そこに大滝大権現から登ってきたと言う二人連れの男性がやってきました。話を聞くと、大権現からの登山道も一応OKだが、トラバース部分は倒木が多かったとのこと。昨年秋に連続した大型台風の影響でしょう。

 

甲州高尾山からの下山が昼過ぎ、その後もう一つの“登り残していた”気になる山に向かいました。塩山(えんざん)の町中にある塩ノ山(553m)です。ここは山と言っても、地元の人たちの散歩コースと言った小山ですが、お昼に山梨名物のほうとうを食べるのと、帰路に塩山温泉に入ってみようと云うことから駄賃の山として訪ねました。

息抜きの山散歩と言うような二つの山訪問でしたが、山・味・温泉のまさに甲州三昧の一日でした。