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身近なことがら2 春の雪

これはすでに10日前の写真です。この時期に雪!と驚いたので、敢えて日時時間を入れて撮影しました。

神奈川県内横浜市内より見える丹沢山塊の相州大山、丹沢です。

前日に嵐のような風雨でしたが、山の方はしっかりと雪化粧。標高1252mの大山もちょうど千メートルくらいから上が白くなっています。春だと空気が霞んでしまいますが、この日は強風と雨で大気の汚れも洗われたせいか、遠方の奥多摩方面もよく見えました。

大山のずっと右側にある最初のピークは塔ノ岳です。丹沢を訪ねる登山者の殆どがこの大山と塔ノ岳に集中していると思います。ということで、私はもう久しくこの当たりには行っていません。

都会からこれだけの山容を見ることができるのも嬉しいし、まして四月中旬に雪のついた山稜を見通せるのは大変珍しいことです。こうしてみると神奈川県には丹沢山塊、そして箱根もあり、湘南の海も有名ですがそれなりの山岳をもっているのだと改めて認識。海あり、山あり、なかなかです。

 

山好きの習性として、どうしても山座同定。左から主脈の始まり、塔ノ岳〜日高(ひったか)〜竜ヶ馬場〜丹沢山(中央右ののっぺりした大きな山容)〜蛭ヶ岳(一番右のとんがったピーク=丹沢の最高峰1673m)です。丹沢山からは右下に丹沢三峰が延びていて宮ヶ瀬湖への縦走路が続いているのがわかります。

幾度となく辿った稜線や山々で懐かしさいっぱいですが、また行くことはあるだろうか?…多分ないのでは、と思います。

 

普通ならこの富士山が写っているのを真っ先に載せるでしょうが、やる気のなさか、電線入りです。すみません。

 

富士山も当然真っ白で、度々の春の低気圧通過で裾まで真っ白です。

 

この富士山の左手側に、次々とこんどは箱根の山々が連なっているのが見えるのです。

 

もう一枚、最後に遠くに白く連なる山稜の写真を載せます。これは春の山座同定としては雪景色でワクワクものですが、難しい…。

その白く連なる山稜の写真ですが、今ひとつあやふやだったものをアップしていましたら、山のプロ・八ヶ岳南麓のペンション「ロッジ山旅」オーナーの長沢さんから、このような分かりやすい見事な山座同定写真が届きました! ありがたいことに、これでバッチリです。

雪がついてなかったら、これほどハッキリと分からなかったと思いますが、雪不足の冬を過ぎて4月になってからの、やっと初めての雪景色というのが今年の不思議さ。感染症の嵐もそうですが、異常気象などなど、地球全体にいろいろな事が起こっているようです。