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身近なことがら6 伐採された林

ついこの間まで肌寒い日もあったような…、それなのに突然の夏!です。この目まぐるしい激変「昔の季節の移ろいとは違うのだ」と言い聞かせても、あまりにもの激しさに本番の夏到来に不安をいだきます。

 

しかも気象情報では「この夏は“誰も経験したことのない”暑さ」と言っているではありませんか! 経験したことのない暑さは、今までに充分“経験済み”と思っていましたが…?

 

散歩コースで見かける見事なケヤキも、一枚も葉のない姿から一気に夏の様相になってしまったように感じるほど。この大きな、ちょっとしたビルほどの高さ・容量にまで育った立派な姿を見ると、山に抱くのと同じような畏敬の気持ちを感じます。

 

そうした人間の生きる尺度とは桁の違う生き方をしている木ですが、その生命を戴き利用させてもらうのではなく、全く人間の都合?(身勝手とも言える)でいとも簡単に伐り倒してしまう事があるのだと云う話を今日は下記に記します。

これは上記の大きなケヤキのあるところの裏にあるちょっとした森だったところです。何故伐採したかの説明板が立っています。

 

世の中がこのコロナ騒ぎになる少し前に、散歩で通った時に重機が入り何やら異様な雰囲気になっているのを知りました。数日後に行ってみると、次々とそこそこの太さのケヤキが中途ハンバな切り株となってスッパリ伐られて、その周辺はスッカラカンになっており、唖然としました。

 

何のために? 説明板では「高木を伐採することで、樹林内に日の光が入り生物の多様化や健康な樹木の生育が期待されます。」とあります。

 

本当にそうかな??・・・下記の写真をご覧頂きたく思います。