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今年納めの山 見城山(みじょうさん)

いよいよ今年も大晦日となりました。

本年も「山の絵」HPの「つれづれ」をお訪ね下さった皆さま、どうもありがとうございました。

 

全世界を取り巻いた新型コロナウィルス、ちょうど人類をたびたび襲ってきた感染症の年に私たちは当たったと言う、そんな“歴史的な”年でした。医療従事者の方々、現場で働いて下さっている方々に感謝するだけで何もできませんが、だからこそ自分の感染は防がないと…と思う日々です。

 

そんな中ですが、今年最後の納めの山に行きました。いつも同様、人に殆ど会うことのない、しかも近場で手軽な低山。

今回は厚木の見城山(みじょうさん)です。<写真は見城山から相模湾の方を見る>

 

当日はクリスマスではありませんでしたが、ちょっと日持ちする上生菓子を持参、山頂のベンチでお茶にしました。まあ、これを楽しみに出かけたようなものです。

 

クリスマスはケーキが定番ですが、近所の和菓子屋さんでこんなかわいらしい練り菓子を見つけ大感激。白あんの中には黒あんが入っています。食べるのがもったいないような細工。熱い日本茶で、相模湾や厚木市街、遠く筑波山などを眺めながらの「お茶席」です。最高に贅沢なひととき。

 

丹沢でも野生動物の問題がありますが、自然との関わりの変化が「被害」として現れている訳で、このコロナ禍も同じく自然との距離や関わり方の「疎遠と接近」(手を入れずに荒廃させてしまうか、利用し尽くすか)が影響しているようです。

昔の生活には戻れませんが、「もっともっと」と言う際限ない

便利さや心地よさの追求を、見直すことも大切な気がします。

 

そんな年末の山をのんびり歩き、今年の山行が無事だったことに感謝した納めの山となりました。