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西山 高取北尾根を往復

近場の丹沢前衛の山として頻繁にたずねている西山。梅雨入り前の晴れ間にマイカーにて「西山を守る会」の横浜在住の会員で出掛けました。山中に自生する山椒の実を、山からお裾分けしてもらうのが目的の一つでした。

 

この実は当日同行した会員のWさんが「ちりめん山椒」に作ってくれ、毎年の会の一大イベント「ヒオウギお花見会」にて販売。好評のちりめん山椒の売上は会の運営費に当てています。

何もかも早い今年は、いつもより一週間早めに私たちも山に向かいました。

 

 ところが、行ってみてビックリ。登山口から歩き始めて少しすると、白い蛾がかなり飛んでいるのに気づきました。が、その数が尋常でない。山中に入ると明るい谷間には、何千何万!?という数が乱舞しているのです。こんな光景は初めて。ちょうど羽化のタイミングに当たったようです。

 

後で調べると、その蛾の正体はキアシドクガと言って、ここ数年あちこちで大発生をしているとわかりました。

ネットでも相模原市立博物館の学芸員の方の詳しい報告を見ることが出来ます。

<写真はその蛾の死骸、ちょっと透き通っていてきれいだけど…>

そして新緑が眩しい時季なのに、冬枯れのように枝だけになっている木がところどころにあるのです。葉柄だけが落ちているのを見つけて、それがミズキであると確認。西山のミズキはこの蛾の幼虫に葉を食い尽くされてしまったようです。<写真の枝だけに見えるのがそれ>

 

5月中旬の西山月例山行に参加した会員から「登山口のゴルフ場通路脇をずーーっと行列してこの幼虫が歩いていた」と聞きましたが、食物のミズキを探しての移動だったのでしょう。

 

昆虫の大発生は色々ありますが、その一つに遭遇し、コロナ対策マスクが場所によっては思いがけず蛾の乱舞対策になるほどで、正直気持ちのいいものではありませんでした。ちなみにドクガと名前にはありますが、無毒とのこと。