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忘年山行・小金沢連嶺へ

11月の最終週末に山の本倶楽部・女子部の忘年山行に行きました。女子部=オバサンではありますが、底力は並でないとこの報告を見ていただければ納得と思われます。

 

二日目には最高の天気に恵まれ、この天下の富士山を至る処で視界に納めつつ、小屋平〜石丸峠〜小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺り山〜ペンションすずらんまでの縦走でした。まさに忘年山行に相応しい好天で、個展をはさみしばし本格的山歩きから遠のいていた不安もなんのその、久しぶりの長い行程もご機嫌でみんなと歩けました。

 

初日は中央本線・甲斐大和駅近くの「竜門峡」散策。そして午後に予約していたバンガローに入り、宴会準備です。こんな時季に寒いバンガローに泊まる酔狂な人は当然皆無、我々だけの貸し切り。夕方には管理人も帰って居なくなってしまった施設内は、わびしい蛍光灯が灯るのみ。

 

外気温とあまり変わらないバンガロー室内ですが、しかし!外の寒々しさとは裏腹にメンバーはお喋りに興じつつも手はパッパと動き、次々と繰り出す手料理で、これぞ、女子部忘年会!?といった豪華な場と化したのでした。

 

正直、毎回これには驚かされます。リーダーの準備に多くは負っていますが、バンガローだろうが、テントだろうが、雪中だろうが、どこでもこの豪勢さは変わりません。野菜たっぷりで健康的なプレートです。

 

そしてこちらは縦走中、大菩薩南稜の「天狗棚」という気持ちのいい笹原の広がる場所での休憩時間の様子です。

 

リーダーのザックからは鍋と蒸籠。こんなものも山中で活躍です。中から出てきたものは…? 後のお楽しみ〜♥ 私はここでスケッチタイムも取ることができました。

 

ゆっくり歩いて景色を楽しみ、そして要所ではこうした豪華おやつタイムが用意されているワクワク山行です。

 

当日は南アの高嶺から乗鞍岳、そして反対側には新宿副都心から横浜のランドマークタワーまで、その向こうには東京湾越しに千葉の平らな地形も見えました。

気温は5℃程度でも風のない日差したっぷりの最高の日和に仲間と山歩き楽しめ、とてもありがたいことでした。