先日、数年ぶりの上野村山開きに行ってきました。
この催しは西上州のオーソリティ、山のライターで「山と高原地図」や「新・分県登山ガイド 埼玉県の山」また『藪岩魂』などの著者でもある打田鍈一さんが先生役で開催されてきた企画でもあり、打田さんからお声をかけて頂いた当初には何度か参加していました。コロナの影響もありましたが、数年ぶりの上野村訪問となりました。
9時過ぎからは「森の体験館前」の広場にて神事も執り行われ、村役場総出で登山者の私たちを迎えてくれていました。
上野村（西上州）の山々は標高こそ然程ではありませんが、岩場の多い急峻な山ばかりで、この日に登った笠丸山は、それでも割と一般向けなのですが、気の抜けないコースが続きます。
先頭を切ってリードする打田さんに続き、35人の参加者たちが元気に登っていきます。村内は春〜初夏の花が咲き乱れ、山のなかではちょうどアカヤシオが見頃です。ミツバツツジも一緒に咲いて、モノトーンの世界の中に鮮やかなピンクが映えること！ これぞ西上州、と言った雰囲気ですが、足元は油断なりません。全員無事下山した後には、村の名産イノブタを使ったいのぶた汁をおかわり自由で振る舞って頂き、帰りには「しおじの湯」で汗を流し、村から一時間半の道のりを高崎駅までバスで送迎。至れり尽くせりの山開きイベントの一日でした。
