富士山頂測候所とサイエンス・カフェ

昭和生まれの者にとっては、富士山頂の一番高いところに建つ気象観測用のドーム型富士山レーダーは、ちょっと誇らしい存在でした。地上では観測できない4000m近い標高で、大きな台風の接近やそれまで不確定だった気象情報の精度が飛躍的に伸びたのです。

 

その貴重な測候所も宇宙に人工衛星が飛び回るようになると、富士山頂での正確なデータ観測は不要になってしまい、ドームは2001年9月に撤去されてしまいました。

 

その後、測候所自体すべて撤去される話も持ち上がりましたが、この高度で植生や下界の人間活動の影響を受けずに様々なデータが取れる理想的な場所は他にない、ということで現在、有志により活用が存続しています。

<写真はインターネット上より>

 

・・・ということを、このコロナ禍で運営が厳しくなったNPOがクラウドファンディングで応援を求めていると、この夏に新聞記事で目に留めたのがきっかけで知り、応援の気持ちを送りました。且つ「NPO富士山頂測候所を活用する会」の会員にもなったのでした。

 

で、その「返礼」としてNPOのポスターに応援者全員の名前が掲載と、希望者には「サイエンス・カフェ」に参加できるというのがあり、何気に「富士山と温暖化」という項目に○をつけて返信をしました。すっかり忘れていたある日、突然、そのNPOというか国立環境研究所の先生からメールをいただき「『富士山と温暖化』を希望されたのはあなた一人でした。つきましてはオンラインで一対一の講演をしたいと思いますので、ご希望の日時を〜」と言うメールが・・・(汗)。びっくり仰天とはこのことで、始めはどうしようか悩みましたが、せっかくの機会、zoomにて個人の講義をしていただきました。

そしてこれが、ド素人の受講者で大丈夫なのだろうか?というこちらの心配をよそに、お若い先生はたった一人の“生徒”の為に、周到な教材をPowerPointで準備してくださり、一時間にわたる有意義な勉強ができたのでした。

 

必死にメモを取りましたが、まだまとめていません。きちんとした形にまとめないと勿体ないので、時間をつくって自分なりのノートにまとめたいと思っていますが、それにしても、クラウドファンディングの賛同者は400人以上居たのに、どうしてこの項目希望者が私一人だったんでしょう?? 今だに不思議です。どちらにしても野村先生、ご丁寧な講義をどうもありがとうございました。<写真は講義の一部をスクリーンショットで撮影>