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小遠見山

      途中の展望台から見た、羽を拡げたように威風堂々の五竜岳
      途中の展望台から見た、羽を拡げたように威風堂々の五竜岳

 

 

梅雨が6月中に明けてしまいました。早くも夏山シーズン到来? 本当は梅雨の晴れ間を狙って、まだ行ったことのない蔵王山に行きたかったのですが、まったく東北の天候がダメです。そこで、いつもの山仲間Iさんと、北アルプスの展望台はどうだろう?と計画したのが、小遠見山です。

ここは昔、五竜岳からの下山に通った尾根なのですが、その時は雨で視界もゼロ、長く厳しく辛い思い出しか残っていません。しかしこの日は梅雨明け空で晴れ渡り、展望も最高、気持ちのいい夏山トレッキングとなるはずでしたが…。

日陰のない急登が続く いくら水分をとっても速攻で汗!
日陰のない急登が続く いくら水分をとっても速攻で汗!

山麓の「とおみ駅」から一気に1.515mの「アルプス平駅」まで「五竜テレキャビン」にて約8分で昇ります。これで上に行けば下界の暑さはなんのその、涼風が吹き渡る高山トレッキングだ! と思いきや、着いたアルプス平駅の暑いこと。

 

むしろ直射日光が下界より強く、ほぼ炙られるような状態。しかもこれから歩く登山道には日陰なし。写真のように木は生えていても、厳しい高山帯ゆえ背も低く全く木陰もなく、一番日の長い南中した太陽が真上からジリジリと照りつけるのです。

 

花も咲いていたし、展望も申し分ありませんでしたが、いやはや、8月の夏山よりも日差しの強さをモロに浴びたトレッキングでした。そして炎天下でのスケッチ、長袖を着ていましたが、手の甲は赤銅色に焼け焦げ状態となりました。