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桜の妙法寺〜大法師公園へ

       妙法寺に向かって歩いていると、向こうには蛭ヶ岳のゆったりした山容がずっと見えていました
       妙法寺に向かって歩いていると、向こうには蛭ヶ岳のゆったりした山容がずっと見えていました

 

スケッチをしながら日野春アルプ美術館、そしてロッジ山旅に向かった翌日。この日も好天に恵まれ、ロッジ山旅山行にて常連のメンバーさんと山旅号(ハイエース)にて山梨県・富士川沿いのお花見山歩きに繰り出しました。大法師公園(おおぼしこうえん)というのがご当地一番の花見名所とのことで、日蓮宗の御本山・身延山 久遠寺に次ぐ由緒ある妙法寺を経由して花見名所を目指すことになりました。

しかしそこはリーダー長沢さんの山行、一筋縄では行かないところがミソです。

山旅号は下界の町民会館駐車場にデポし、タクシーにてまず目指したのは妙法寺奥之院「七面堂」があるという、八町山の下にあるピーク699m。地形図にはちゃんと卍マークが付いています。

 

途中はそれなりの山道があるものの久しく人の訪れた気配もなく、ひと登りして目指す先には突然、明るく開けた場所に出て長沢さんの予測通り、かなり立派なお堂に出くわしました。

しかしこの奥の院までは人の往来も途絶え、本堂の屋根も崩れはじめて、このままでは朽ち果てるのみ。なんとも惜しいことです。

こちらの写真は下界の妙法寺本院の山門です。大変立派なもので、これだけでも由緒ある寺と分かります。この本体の寺院を維持するだけでも大変でしょう。先に訪ねた山中の奥の院までは確かに手が回らないのも分かります。

 

が、あれほどのお堂と堂内天井にあった見事な格子絵の数々が失われてしまうのは、宗教的意義以前に大きな文化的損失と残念至極です。

 

七面堂から妙法寺、そして柚子の里である山中農道を辿って大法師公園に向かう道中では誰一人と会わず、桜も独り占め状態でしたが、公園に着いた途端の花見客の人混みで、この日の遭遇人数がチャラ?になったのでありました。